早稲田大学ア式蹴球部は、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、「第19回電動車椅子サッカー関東大会」へ参加しました。
「電動車椅子サッカー」とは
選手たちは、手、足、口、顎などを用いて電動車椅子を操作しながら、車椅子の前に取り付けたフットガードで直径32.5cmのボールを巧みに操り、ゴールを狙います。車椅子を大きく回転させて高速のスピンキックをしたかと思うと、細かなボールコントロールで相手をかわす、豪快さと緻密さを持ったサッカーです。1チームはゴールキーパーを含む4人制で、コートはバスケットボールコートを用いて20分ハーフです。電動車椅子の最高速度は国内ルールでは6km/hですが、競技の国際化に伴って国際試合では10km/hと統一され、ダイナミックでスピード感あふれるスポーツになっています。
電動車椅子サッカーは全国で34チーム、選手234名、スタッフ会員87名、審判会員83名の404名が登録され、関東ブロックではディビジョン1の6チーム、ディビジョン2の6チームが登録されています。ワールドカップも2007年に東京、2011年にフランスで開催され、次回は2016年にアメリカで開催が予定されています。
- 日時
9月22日(火) 午前9:30~17:00(ディビジョン1) - 会場
障がい者スポーツ文化センター 横浜ラポール - 参加者
ディビジョン1 6チーム - 主催者
関東ブロック電動車椅子サッカー関東大会実行委員会
*ディビジョン2(6チーム)の大会は9月23日に開催
活動報告
7月の早慶サッカー定期戦に、ア式蹴球部が、眞島監督(関東ブロック電動車椅子サッカー協会2015年関東代表チーム)、ならびに吉沢委員長(選手であり強化育成委員会)をお招きしたことがきっかけとなって双方の交流が始まりました。今回、大会運営ボランティアとして5名の部員がボールボーイとして参加しました。
開会式、スピードテスト(車椅子の最高速度が6km/h以下であることのチェック)に続き、予選リーグ、順位決定戦、優勝決定戦が開催され、手に汗にぎる熱い戦いが展開されました。最終的には、クラブカラーが赤であるYokohama Crackers(1999年結成)が2011年度に続いて優勝を飾りました。
今回の活動に参加した部員全員、「電動車椅子サッカーの大会を始め様々な交流を行い、同じサッカーを愛する者同士、電動車椅子サッカーの魅力を広く世間に伝えていきたい」と語っています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。