競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として「東京都障害者スポーツ大会重度障害者競技会 スポーツの集い」の大会運営支援活動を部員に広報し、参加を募りました。今回、野球部3名、柔道部2名、アーチェリー部3名、合計8名の体育各部員が活動に参加しました。
「東京都障害者スポーツ大会重度障害者競技会 スポーツの集い」とは
在宅及び施設等を利用している重度の知的障害者(児)とその家族や関係者を対象にスポーツに触れる機会を提供し、生涯スポーツの実現と併せて心身の健康維持・増進を図り、社会参加(自立)へ向けた意欲を促進するとともに社会の多くの人々の障害者理解を深めることを目的としています。
- 日時
2015年9月2日(水)10:00~16:00 - 会場
東京体育館メインアリーナ - 参加者
重度の知的障がいのある方々1,200名、ボランティア約350名 - 主催者
東京都・社会福祉法人NHK厚生文化事業団・公益社団法人東京都障害者スポーツ協会
活動報告
「いつでも どこでも いつまでも~進めます!スポーツをもっと身近に~」をスローガンにして、障がいのある方の生涯スポーツの実現を目指している東京都障害者スポーツ協会より要請を受け、今大会のボランティアとして参加する機会をいただきました。毎年、参加している日本体育大学、明治大学、拓殖大学、東京女子体育大学、日本女子体育大学、東京家政大学に加わって活動に参加しました。1,200名の選手をサポートするため、大学生の他、二階堂高校、順天中学校の生徒も参加し、各施設関係者も含め、ボランティア全体で350名規模となりました。
当日の朝はあいにくの雨模様でしたが、都内の約50か所の作業所や施設からの参加者の方々、そのご家族や関係者の皆様方はほぼ定刻どおりに到着しました。駐車場整理を担当した柔道部員たちは、バスから降りてこられた重度の障がいのある方を車いすへのせて玄関へ誘導しました。アーチェリー部と野球部の部員たちは、会場座席からメインアリーナに降りてきた選手たちをスタートラインに誘導し、100メートル競走、30メートル競走、綱引き、大玉ころがし、リレー、玉入れなどの競技へ送り出しました。大玉ころがしではコースの誘導係りとして選手と一緒になって走りました。
今回、初めて障がいのある方と接する活動に参加した野球部 江原直哉マネージャー(商学部2年)は、「初めはどのように接すればよいかわからず悪戦苦闘しました。しかし、時間の経過と共にどのように接すれば上手く伝わるのかがわかり、やりがいを感じるようになりました。言葉だけではなく、ジェスチャーの重要性も改めて認識することができました。また、競技に参加された方々、中学生や高校生、他大学のたくさんの方々と交流できたことはとても楽しかったです。2020年には東京でオリンピックとパラリンピックが開催されます。今後は、オリンピックのみならず、パラリンピックも注目していきたいと思います。そして、今後もたくさんの人と交流がきるように努めていきたいです。」と語っていました。
競技スポーツセンターでは、これからも毎月、スポーツを通じて障がいのある方々との交流ボランティアの参加募集を継続的に行います。1人でも多くの皆さんの参加をお待ちしています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。