競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、「アキレスふれあいマラソン2015」を部員に広報して参加を募り、剣道部の部員4名が参加しました。この活動は、体の一部に障がいを持つ方と伴走者・ボランティアが走る喜びを共有するものです。
開催概要
開催日:5月24日(日)10:30~12:30
大会名:「アキレスふれあいマラソン2015」
場所:大島小松川公園、荒川河川敷出口付近
競技種目:5キロ・10キロ・20キロ ラン&ウォーク
参加ランナー:約120名
参加ボランティア:約260名
活動概要:レース中におけるコースの安全走行管理
主催:アキレス・インターナショナル・ジャパン
主催者「アキレス・インターナショナル・ジャパン」とは?
アキレス・インターナショナル(以下アキレス)は、1983年にニューヨークで設立されて以来、全米に31の支部を持ち、世界42ヶ国に111の支部を持つクラブです。様々なタイプの障害を持つ人達が競技を楽しむべき、という考え方に基づき、可能な限り、最大限の努力をするということを求め、1995年に日本支部が旗揚げされました。アキレスは、さまざまな障害を持った人たちが、それぞれの目標を達成し自身を高め、充実した生活をスムーズにおくるため、主要な競技に参加できることを目指しています。定期的におこなっている練習会やさまざまなマラソン大会をはじめとする競技会の場で、障害者と健常者がともにふれあい、切磋琢磨することで、それぞれの目標を達成することを支援しています。
【アキレス・インターナショナル・ジャパンHPより引用】
活動報告
今回は、大島小松川公園にて開催されるマラソン大会の運営ボランティアとして、剣道部員4名が参加しました。晴天に恵まれ、障がいのあるランナー約120名、伴走やコース管理、その他大会運営のためのボランティアが約260名参加して大会を盛り上げました。
開会セレモニーと準備体操の後、片道2.5メートルの折り返しコースを使った5キロ、10キロ、20キロの各レースが午前10時30分、一斉にスタートしました。
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部員たちはスタート地点から1キロ先の交差点での交通整理及びコース誘導を行ったり、折り返し地点でのコース誘導や水分補給のためのスポーツドリンク渡しを行いながら、「ファイト!!」「がんばれー」と大きな声で精一杯、ランナーたちを応援しました。また、参加者の中にはアトランタ、アテネのパラリンピックでメダルを獲得された日本のトップランナーも参加し、沿道の応援も大いに盛り上がりました。
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当日は日曜日で人出も多いなか、多数の運営ボランティアスタッフが、事故防止のために市民の方々に協力を促しながら交通整理や安全管理に努め、ランナーも伴走者も無事にレースを終了することができました。
閉会セレモニー後、主催者事務局の方よりブラインドトライアスリート&マラソンランナーである米岡聡氏を紹介していただき、部員たちと歓談する機会を作っていただきました。米岡さんは10才の時に網膜剥離を発症。そのような状況の中で20才からマラソンを始め、2013年には日本盲人マラソン協会強化指定選手となり、本年3月のかすみがうらマラソンでは2時間50分39秒で優勝したランナーです。
今回は半日という短い時間ではありましたが、部員たちは活動を通じて障がいのある方々の切磋琢磨する姿、大会そのものを裏で支えている市民ボランティアや伴走者の方々の熱き思いに接することができました。彼らがこの活動体験を部内と学内外で伝え、障がいのある方々へのボランティア活動への理解が広まっていくことを願っています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。