競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として「視覚障がいの方のための伴走活動」を部員に広報し、参加を募り、協力しています。4月26日、ゴルフ部の部員8名が参加しました。
伴走活動とは
- 開催日
毎週日曜日 午前9:30~11:30 - 会場
代々木公園(渋谷区) - 概要
視覚障がい者の方のランニングのペースにあわせて伴走する - 主催者
【第1日曜日】認定特定非営利活動法人日本盲人マラソン協会
【第2/4/5日曜日】アキレスインターナショナル
【第3日曜日】東京視覚障害者ランニングクラブ
活動報告
4月19日の第1班に続き、今回は第2班の8名の部員が「伴走活動」に参加しました。今回も前回同様、視覚障がい者ランナー(タカさん)の方が、朝礼前にコース案内を兼ねて試走しながら伴走の基本的なノウハウ(声を出して事前に情報を伝えること、足を二人三脚で合わせること、伴走ロープを持った手を障がい者ランナー側に振ることなど)を部員全員に説明して下さいました。
この日は天候にも恵まれ、視覚障がいのある方、伴走者をあわせ60名以上の方々が参加しました。朝礼と準備体操後、事務局の方が参加者の身長や経験を勘案しながら双方のマッチングを行いました。普段は若手のボランティアが少ないために大学生の人気は高く、若者に伴走してほしいと願う方々により、あっという間にマッチングが終了しました。学生たちも伴走をしながらの会話を通じ、今まで全く気が付かなかったことを学ばせていただいているようです。活動後、学生たちから「全盲というハンディを抱えながらも常に明るくふるまう20才の男性の伴走をさせて頂き、ニューヨークマラソンを目指して必死に努力している姿に感動しました」「病気で視力を失い、これからの人生を障がい者としてどのように切り開いていくのか模索されている話を伺い、自分がいかに恵まれた環境の中で学生生活を送らせていただいているのか再認識させられました」というコメントも寄せられました。
また、今回は視覚障がいの方以外に、知的障がい者ランナーも参加しており、水分補給の休憩時には様々な障がいを持つ方々と交流を図ることが出来ました。4年生の青野主務は「今まで、自分の方で障がいのある方々に対して、心の中で見えない壁を一方的に築いていることに気づきました。これからは、道で困っている白杖を持った方に出会ったら、気軽に声をかけることができるような気がします。本当に貴重な体験をさせて頂きました」と語っています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。