3月9日(月)、早稲田アスリートプログラム・アスリートセミナーを大隈講堂(早稲田キャンパス)にて開催しました。講師には、及川晋平さん(パラリンピアン、車椅子バスケットボール男子 日本代表 ヘッドコーチ、車椅子バスケットボールチーム “NO EXCUSE” ヘッドコーチ)をお招きし、「可能性と選択肢~エッジで生きる~」と題してご講演いただきました。約800名の体育各部部員が受講しました。講演に先立ち、バスケットボール部(男子)永井良佳さん(基幹理工学部3年)のリードに続き、全員で早稲田アスリート宣言を唱和しました。
講演では、私たちの可能性と選択肢をどのように考えるのか。また、2016年リオデジャネイロ大会、2020年東京大会を迎えるオリンピック・パラリンピックでどのように私たちが関わるのか。及川さんご自身の体験や、世界大会やパラリンピックに選手およびコーチとして出場した豊富な経験、エピソードを交えて、ご講演いただきました。
質疑応答では、体育各部部員から、車椅子バスケットボールに関する質問があり、また学生アスリートとして競技に取り組む際の悩みに対する思考などについて、活発な質疑応答がありました。1年生から4年生まで、部員ひとりひとりが自分の可能性や目標設定、決断などを考える機会となりました。
早稲田アスリートプログラム(WAP)とは
「早稲田アスリートプログラム(WAP)」とは、早稲田スポーツの体現者であるすべての体育各部部員(44部・約2,500名)を対象に、競技スポーツセンターが中心となり提供する”学生アスリートの育成プログラム”です。WAPでは組織的かつ統合的な教育プログラムを提供し、標準修業年限(4年間)での卒業を促すとともに、体育各部部員の「文武両道」を高いレベルで実現します。早稲田アスリートプログラムは、「人格陶冶のための教育プログラム」と、「修学支援」の2本の柱から成り立っています。
- 人格陶冶のための教育プログラム
単に優れた競技成績を収めることにとどまらず、文武両道を実践し社会の様々な分野でリーダーとして活躍出来る人材となるための基礎を学びます。すべての体育各部部員にオリジナルテキストを配布し、学生アスリートとしての教養やスキルを学びます。また、学内外から講師を迎え、学年に応じた講演会・セミナーを開催します。 - 修学支援
競技スポーツセンターが全部員の学業情報(登録科目・単位取得状況・GPAなど)を学期ごとに把握し、所属する学部・体育各部部長と連携して、部員が学業成績不良者となることを未然に防ぎ、標準修業年限(4年間)での卒業をサポートすることで、文武両道を高いレベルで実現します。