大城章コーチ(平18人卒=沖縄・那覇西)
――きょうの試合を振り返っていかがですか
高いディフェンスにシフトチェンジした後に、豊田合成が対応できなくて自分たちのリズムになりかけたんですけど、その後のセットのオフェンスで我々もリズムを崩してなかなか乗れませんでしたね。ただ、実業団相手にああいった高いディフェンスが有効というのは証明できたのかなと思います。なんですけども、勝てないってなるとまだまだ力が足りないってことだと思います。
――来年のチームが目指す姿といったものはありますか
来年はここ数年ではないんですけど、ポストの太田(翔、スポ3=北海道・札幌月寒)、なかなか試合に出られない選手がキャプテンになることが決まっています。太田が(キャプテンに)なることの意味ですね。試合に出られない可能性がある選手、ただ、努力を人一倍できる選手がチームの柱になることでいままで我々が忘れていた、努力することだったり泥臭いプレーだったり地道にこつこつやることだったり、チーム内で気持ちを伝えるだとか、うまい選手が集まってやるハンドボールの集団から原点に戻るというか、学生らしさっていうのを彼がキャプテンになって僕は変わる、変えてほしいと思っています。なので、来年のチームはうまいだけじゃなくて「伝わるハンドボール」だとか、地道に頑張れるようなチームにはしていきたいですね。でもそれは可能だと思います。
【早稲田スポーツ新聞会より一部抜粋】
【写真左】実業団相手に一歩も引かない玉城主将
【写真右】大舞台で実力を見せ付けた東江