柔道100kg超級世界王者・テディ・リネール選手との交流が実現
12月5日、柔道100kg超級の世界王者であるテディ・リネール選手(フランス)が早稲田大学に来校し、アディダスジャパン株式会社が柔道指導会を早稲田大学柔道場で開催しました。リネール選手が早稲田大学に来校するのは、4年前に続き2回目です。早稲田大学柔道部は、早稲田アスリートプログラム(WAP)の国際交流プログラムとして参加させていただきました。
<開催概要>
日程:12月5日(金)
会場:早稲田キャンパス 17号館柔道場
対象:早稲田大学柔道部 部員30名、監督、コーチ
主催:アディダスジャパン株式会社
活動報告
準備運動の後、柔道部員はリネール選手と向き合い礼を行いました。その後、稽古が始まります。6名の柔道部員が一人5分間の乱取りに挑みました。部員は果敢に技をかけますが、さすが相手は現役の世界チャンピオン。かけたはずの技を簡単に返され、投げられ、あるいは簡単に抑え込みに入られてしまい、まさに手も足も出ない状況でした。練習後、リネール選手を囲んで約30名の部員たちとの質疑応答の時間がありました。途中、留学生部員によるフランス語を使った質疑応答もなされ、柔道が世界で非常に人気の高いスポーツであることを感じる瞬間でもありました。
最後に、リネール選手から柔道部員に対して、「柔道で大切なことは心と精神力。たとえ一つの技しか持っていなくても、サムライのように勝てる」「皆さんは足技も多くて、一本をとる技もある。だからこそ、相手の体に入ることを恐れないでほしい」と激励のメッセージをいただきました。ロンドンオリンピック金メダリストであり、100キロ超級・6年連続の世界王者からの直接指導を肌で体感する経験は、柔の道を歩む者として最高の教科書であり、貴重な財産となりました。
本企画は、リネール選手が契約するアディダスジャパン株式会社が主催するもので、早稲田大学とアディダスジャパン株式会社とのパートナーシップ契約に基づき開催が実現しました。貴重な経験をありがとうございました。
- リネール選手のコメント
早稲田スポーツ新聞会の記事に、当日の模様やリネール選手のコメントが掲載されています。
世界のリネールが練習を訪問!(早稲田スポーツ新聞会)
- テディ・リネール選手プロフィール
1989年4月7日生まれ。フランスの男子柔道家。2007年世界選手権で史上最年少で世界王者となった。現在、世界選手権100kg超級6連覇中。
- WAP 国際交流プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、海外の大学・研究所等との交流を通して、競技力の向上を図るとともに、学内外の国際交流の場を通じて体育各部部員の国際感覚と広い視野を養います。