8月23日(土)~31日(日)に日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市)で第70回全日本大学対抗選手権(インカレ)が行われました。最終日31日(日)に行われた女子個人ロードレースにおいて、自転車部の合田祐美子選手(スポ科4年=岡山・朝日塾中教校)が優勝。4年目にして初のインカレタイトルを掴みました。
ロード競技が行われた同センターの「5キロサーキット」は、高低差が100mのいわゆる”山岳コース”でした。このコースを12周回(60km)する今回のレースは、出走者が22名だったにも関わらず、完走できたのが7名という厳しいものでした。
片や山岳コースを得意とする合田選手は4週目でスパート。そのまま他を寄せ付けずに独走し、2位に2分以上の差をつけてゴールしました。
合田選手コメント
今年度の目標であったインカレ優勝を達成できて、ほっとしています。最後の年のインカレロードで表彰台の一番上に登ることができて、本当にうれしいです。今までいろいろなことがありましたが、部員や両親に支えられてここまでくることができました。最高の形で4年間を締めくくることができてよかったです。
トラックでも女子が飛躍
特定地点の通過順位によって加点される「ポイントレース」で、合田選手は、地道にポイントを重ね2位でゴール。インカレのトラック競技では初の表彰台に立ちました。
また、女子スプリントでは、初めてのスプリント公式戦出場となった中嶋綺砂選手(スポ科2年=三重・暁)が4位になるなど、大いに健闘しました。
成長が楽しみな男子
今回は表彰台に立つことができなかった男子メンバーですが、部員数が増えたことによる班を分けての練習など、様々な試みが芽を出し始めているようです。
昨年の入賞数が2種目だったのに対して今年は5種目で入賞ということも、その一つと言えるでしょう。
現4年生の指導のもとに試みてきた練習方法や戦略の立て方という”種”が、実を結ぶのはこれからです。今後どこまで伸びるか、非常に楽しみなチームと言えるでしょう。
<画像提供>早稲田スポーツ新聞会/早稲田大学自転車部