競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として「希望の車いす」の活動を部員に広報しました。
5月は、剣道部、自動車部、ワンダーフォーゲル部、合気道部の部員たちが活動に参加しました。
希望の車いすとは?
世界中に車いすを必要としている人々は約2,000万人いると言われています。そのほとんどの人々は経済的理由で車いすを購入することができません。一方、日本には使われなくなった車いすがたくさんあります。これらの車いすを無償で提供いただき、丁寧に整備して修理を行い、主に東南アジアの人々に無償で送り届けるとともに「希望」も届ける活動を行っています。
◆開催日
毎週火曜日 10:00~16:00
(WAPは午前中のみ活動)
◆会場
聖書キリスト教会5階
東京都練馬区豊玉北1-12-3
(西武池袋線「江古田駅」から徒歩8分、大江戸線「新江古田駅」より徒歩4分)
◆主催
NPO法人「希望の車いす」
活動報告
「希望の車いす」の活動は、アメリカ人宣教師メリーさんの『使われなくなって放置されたままの車いすを、一人でも多くの必要としている方に届けたい』という思いから始まりました。
毎回、オリエンテーションの際にNPO法人の谷理事長からこの説明を伺ってから実際の作業が行われます。
まず、タオル、やすり、クリーナー等を使って車いすの本体やタイヤ、スポークなどの「さび」「汚れ」を消しました。丁寧に繰り返し磨き上げる地道で単純な作業ですが、徐々にピカピカに仕上がっていきました。また、肘掛けカバーを張りなおして大型ホッチキスで本体に固定させたり、エアコンプレッサーでタイヤに空気を入れる作業も行いました。目に見えてきれいになっていく車いすを見て、2時間という短い時間ではありましたが、活動の達成感を十分に感じることができました。
<5月24日 剣道部・ワンダーフォーゲル部>
初めてボランティア活動に参加した剣道部の小山選手(商学部3年)は、「どのような気持ちでボランティアに臨めばいいのかといった不安もありましたが、スタッフの方々が温かく迎えてくださり丁寧に教えてくださったので楽しく活動できました。修理した車いすを東南アジアに送ると、現地の方から実際に届いて使われているのかどうかの報告が届くそうです。『この活動はやりっぱなしで終わらず、目に見えるボランティアだ』とスタッフの方がおっしゃっていたのが印象的でした」と語っていました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。