早稲田大学ア式蹴球部は、みなとみらいスポーツパーク閉鎖に伴い、2016年3月27日(日)に開催された「横浜みなとみらいスポーツ感謝祭」内に設置された「障がい者サッカー体験コーナー」の運営ボランティアに参加しました。本学からは、ア式蹴球部員5名に加え、「手話さあくる」の学生2名も参加しました。
開催概要
「横浜みなとみらいスポーツパーク感謝祭」内
『障がい者サッカー体験』
「知る・見る・体感する」4つの体験型ブース
1.キックターゲット
2.障がい者サッカー紹介ブース
3.試合観戦
4.競技体験
◆日時
2016年3月27日(日)10:00~15:00
◆会場
みなとみらいスポーツパーク
◆主催
横浜市体育協会
◆参加クラブチーム
1.FC ALVORADA(アンプティサッカー)
2.FC PORT(精神障がい者フットサル)
3.神奈川県選抜(知的障がい者サッカー)
4.Yokohama Crackers(電動車椅子サッカー)
5.YOKOHAMA BayDream (電動車椅子サッカー)
6.ESPERANZA(脳性まひ7人制サッカー)
7.横浜BAY FC(脳性まひ7人制サッカー)
8.buen cambio yokohama(ブラインドサッカー)
9.KDFC(ろう者サッカー)
活動報告
当日は、AコートとBコートの2会場に分かれてイベントが運営されました。
Aコートにて、参加者が通常のサッカーボールの他に、電動車いすサッカー用の直径13インチの大きなボールや、鈴が入ってシャカシャカと音が鳴るブラインドサッカー用の専用ボールを使ってゴールを打ち抜く「キックターゲットコーナー」や、アイマスクを着用した参加者がドリブルをしてガイド役の声を頼りにボールを蹴ってシュートを決めるブラインドサッカー体験などを楽しみました。
また、7つの競技団体が、障がい者サッカーを紹介するブースを設けていました。パネルを使用した競技説明、代表選手との交流、手話体験、電動車いすの展示など、障がい者サッカーを知る良き展示スペースとなっていました。午後には、多くの市民ボランティアも参加し、実際に電動車いすに乗り、コーンを使ったスラローム体験も行われました。
午後2時過ぎからは、年代、男女、国籍など関係なく、様々な障がいとバックグラウンドを持った人たちが混ざりあってエキシビジョンマッチが行われました。切断がいを持つアンプティサッカー選手が、杖を使いながら脳性まひ7人制サッカー選手と激しくぶつかりあう光景、また知的障がい者サッカー選手が、聴覚障がい者サッカー選手や精神障がい選手の間を見事なドリブルで抜き去ってシュートを放つ光景は、見ている者に大きな感動を与えました。
この試合で副審を担当した仲谷将樹選手(社会科学部3年)は、「選手たちは試合前にそれぞれの障がいや、サッカーをする上で大変なことなどをチームで話していました。私はその話を聞いていて、すごく前向きなエネルギーがあふれていたことや、お互いを理解しようとする姿に感動しました。自分たちが時々忘れてしまう『サッカーは助け合いのスポーツ』ということを改めて感じることができました。このように様々な境遇な人々をつなげるサッカーというスポーツが今まで以上に好きになりました」と語っていました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。