8月15日、早稲田大学柔道部員の4名が、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動プログラムの一環として、西東京市障害福祉課が毎月1回、定期的に実施している「西東京市スポーツ支援事業」の活動に参加しました。
西東京市スポーツ支援事業とは?
西東京市障害福祉課が、NPO法人ウーノの会に委託契約を結び実施しているスポーツ教室です。障がいがある人もスポーツを楽しめるよう、スポーツ指導員の立案した計画と進行管理のもとで、楽しく健康管理を図ることを目的としています。
- 開催日
毎月第三土曜日 午前9:30~12:00 - 会場
西東京市スポーツセンター体育室A - 主催者
NPO法人ハンディキャップサポートウーノの会
活動報告
この日は、準備体操とリレーゲームに加え、全員でボッチャを行いました。この競技は、重度脳性麻痺者、四肢重度障害機能者のためにヨーロッパで考案されたスポーツで、パラリンピックでも正式種目として行われています。ジャックボールと呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのカラーボールを投げたり転がしたりして、より多くのボールを近づけるようにして得点を競います。
スポーツ教室には、障がいのある18歳から60歳を超える幅広い層の方々が参加されています。初めて参加した部員たちは、参加者の方々(約15名)にどのように接すればよいのか戸惑っていましたが、指導員の方々が普通に接している様子を見て、すぐにコミュニケーションをとれるようになりました。また、相手に対して敬意を払って接することにより信頼関係も生まれていきました。
将来はスポーツの指導者を目指している赤岩滉太選手(スポーツ科学部1年)は、「今回、ボッチャ、バレーボール、バドミントン、バスケットボール、卓球などを行い、どの種目においても自然と会話が生まれ、笑顔になりました。健常者も障がいのある方も関係なく皆が一つにまとまっていくという、すばらしい時間を共有することができ、スポーツと常に関わっている学生として誇りに思えた瞬間でした。今後の自分にとってもプラスになりましたし、とても新鮮で貴重な経験となりました。また機会がありましたら、ぜひ参加させていただきたいです」と語っています。
WAP ボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自負を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。