【連載】軟式庭球部 インカレ(全日本学生選手権大会)直前特集『Evans Knot』
【2024.09.05早稲田スポーツ】
『奪冠』を掲げ、インカレ優勝を目指してきた軟式庭球部。4年生にとっては、全員で早稲田を背負うことのできる最後の大会となる。新型コロナウイルスの影響で、高校最後のインターハイ、大学最初のインカレを奪われた矢野世代。それでも、日本一になるため、どんな壁も全員で乗り越えてきた。そんな彼らがつくり上げたのは、圧倒的な「チーム力」を誇る、最強のチーム。「固く、解けることのない」その絆で、悲願の日本一へ。あの夏に残した忘れ物を取り返す、そして新たな歴史を刻む夏がいよいよ始まるーー。
【第1回】浅見竣一郎×安達宣(9/5)
【第2回】吉岡藍×永原遥太×三田村優音(9/6)
【第3回】山口皓太郎×山岸龍平(9/7)
【第4回】小林裕仁郎×石森崇大(9/8)
【第5回】吉田樹×松本翔太(9/9)
【第6回】矢野颯人×端山羅行(9/10)
【第1回】浅見竣一郎×安達宣
取材・編集 佐藤結
第1回に登場するのは浅見竣一郎(スポ1=宮城・東北)と安達宣(スポ1=奈良・高田商)。高校時代から全国の舞台で名を馳せ、ともに名門・早稲田の門を叩いた二人。東日本学生対抗競技大会ではAチームで出場し、ルーキーながら既にチームの主力を担う。今後も躍動が期待される二人に、これまでの競技生活、そして、彼らの思い描く軟式庭球部での4年間について伺った。→続きを読む
◆浅見 竣一郎(あざみ・しゅんいちろう)(※写真左)
2005(平17)年10月25日生まれ。170センチ。宮城・東北高出身。スポーツ科学部1年。後衛。自分へのご褒美は美味しいものを食べることだという浅見選手。好きなタレントは神木隆之介で、最近楽しみにしていた映画を見れたのが嬉しかったとのこと。インカレでは1年生ながらシングルスにも出場。「自分を信じて最後までやりきる」、そんな覚悟を決めた浅見選手の姿に期待が高まります!
◆安達 宣(あだち・せん)
2005(平17)年6月9日生まれ。177センチ。奈良・高田商高出身。スポーツ科学部1年。前衛。最近嬉しかったことはラケットを新しくしたことだという安達選手。ルーティーンは瞑想をすることだそう。色紙の文字には「高校時代になかなか結果を出せなかった時や今現在支えてくださっている方々に結果で恩を返したい」という気持ちを込めたと教えてくれました。持ち味の直感とルーキーらしい勢いで全勝に挑みます!
【第2回】吉岡藍×永原遥太×三田村優音
取材・編集 佐藤結
第2回に登場するのは吉岡藍(社4=群馬・健大高崎)、永原遥太(スポ4=島根・松江南)、三田村優音(スポ4=北海道科学大高)の4年生トリオ。テニス歴も、育った環境も、性格もバラバラな3人。しかし、ソフトテニスが大好きなことは一緒だった。最後のインカレが迫った今、ソフトテニス人生を振り返り、彼らが思うこととはー。集大成となるインカレに懸ける、彼らの熱い思いを伺った。→続きを読む
◆吉岡藍(よしおか・らん)(※写真左)
2002(平14)年9月18日生まれ。168センチ。群馬・健大高崎高出身。社会科学部4年。後衛。ビールのイベントに行けたのが最近嬉しかったという吉岡選手。沖縄ではオリオンビールを飲むのが楽しみとのこと。幼い頃から泥臭く頑張ってきたソフトテニス。沖縄の地で、中高校生の頃から憧れてきた舞台で、どのような花を咲かせてくれるのか、吉岡選手の活躍に注目です!
◆永原 遥太(ながはら・ようた)(※写真中央)
2002(平14)年5月28日生まれ。173センチ。島根・松江南高出身。スポーツ科学部4年。後衛。島根のとても自然が豊かな離島出身の永原選手。ソフトテニスを始める前はバスケをやっていたとのことで、河村勇輝選手が好きとのこと。ペアを組むのは1年生の後輩で、唯一後輩のことをアンケートに書いていた、後輩思いな一面も。インカレでも、4年生として後輩を引っ張り、常に最善を尽くす姿を見せてくれることでしょう!
◆三田村 優音(みたむら・ゆうと)
2002(平14)年12月12日生まれ。174センチ。北海道科学大高出身。スポーツ科学部4年。前衛。国立公園に囲まれた北海道の田舎出身である三田村選手。実家のお風呂が温泉だと、地元自慢に挙げてくれました。他の4年生からは綺麗好きだという情報も。色紙に書いた「捲土重来」は、「無名な僕がどこまで勝てるのか」という決意だそう。三田村選手の名が轟(とどろ)く瞬間はもう目前に迫っています!
【第3回】山口皓太郎×山岸龍平
取材・編集 佐藤結
第3回に登場するのは山口皓太郎主務(政経4=東京・早大学院)と山岸龍平(法4=東京・早大学院)の早大学院出身コンビ。高校時代はペアを組み、ともに早大に進学した。しかし、待っていたのはレベルの高い、大学ソフトテニスの壁。それでも、信じられる一生懸命な仲間がいたから、走り続けてこられた。そして、その努力が実を結び、個人戦での出場枠獲得へ。チーム思いの彼らの、インカレに懸ける思いに迫った。→続きを読む
◆山口 皓太郎(やまぐち・こうたろう)(※写真左)
2003(平15)年3月13日生まれ。179センチ。東京・早大学院高出身。政治経済学部4年。後衛。沖縄で楽しみにしているのは団体戦だと、主務らしい回答をしてくれた山口選手。色紙には部で受け継がれている名言を書いてくださいました。最近嬉しかったことは個人戦の出場枠を得たこと。チームのことを一番に考えてきた山口選手自身にも、明るい未来が訪れますように!
◆山岸 龍平(やまぎし・りゅうへい)
2002(平14)年6月18日生まれ。170センチ。東京・早大学院高出身。法学部4年。前衛。オリンピックではスケートボードを全部見たという山岸選手。ナイジャ・ヒューストン選手が好きだと教えてくださいました。山岸選手にとって強さとは、自分が今までやってきたことやずっと一緒に頑張ってきた仲間など、心から信じられるものがあること。インカレでは、それを疑うことなく、最後まで強さを見せてくれることでしょう!
【第4回】小林裕仁郎×石森崇大
取材・編集 佐藤結
第4回に登場するのは小林裕仁郎(スポ4=福井・敦賀)と石森崇大(スポ4=福井・敦賀)。同じ福井出身で、小学校、中学校、高校、そして大学と、人生の大半をともにしてきた。嬉しいことも辛いことも共有してきた二人。そんな二人がソフトテニス人生を振り返り、思うこととは。そして、少ない会話に秘められた熱い友情、改めて考えるお互いの存在とは。インカレを前にした、その胸の内に迫った。→続きを読む
◆石森 崇大(いしもり・そうだい)(※写真左)
2002(平14)年4月30日生まれ。178センチ。福井・敦賀高出身。スポーツ科学部4年。前衛。大会終わりはいつもラーメンを食べるという石森選手。テニス以外に好きなスポーツはOBの船水雄太選手が挑戦しているピックルボールだそう。試合中も終始クールな石森選手ですが、小林選手からは「普段会話は少ないけれど、実は結構仲が良く、僕は石森の良いところを沢山知っています」とのこと! 色紙には「この夏誰よりも熱い漢になる」という目標を書いてくださいました。果たして、石森選手はどのような姿を見せてくれるのでしょうか!? 沖縄の灼熱の暑さに負けない闘志に期待が高まります!
◆小林 裕仁郎(こばやし・ゆうじろう)
2002(平14)年9月12日生まれ。171センチ。福井・敦賀高出身。スポーツ科学部4年。後衛。好きなタレントは山田涼介だと教えてくれた小林選手。インカレ開催地の沖縄に行くのは初めてだということですが、楽しみにしているのは海でもなく、食事でもなく、合宿中の夜にみんなで過ごす時間! 最近嬉しかったことは4年生へのモチベーションビデオを作成したらみんなに喜んでもらえたことだそう。人生で初めての日本一を今年のチームでみんなと達成したい。そんな仲間思いな小林選手の願いが実現しますように!
【第5回】吉田樹×松本翔太
取材 長屋咲希、編集 佐藤結
第5回に登場するのは吉田樹(法4=東京・早実)と松本翔太(スポ3=香川・尽誠学園)。下級生時からチームを支え、昨年冬以降はペアとして、さらなる高みを目指してきた。しかし、吉田にとってラストイヤーとなった今年。プレッシャーに押しつぶされた日々が続いた。それでも、お互いを思い、話し合いを重ねたからこそ、一歩ずつ前に進むことができた。インカレが迫った今、もう彼らに怖いものはない。最後はのびのびと、笑顔で自分たちのプレーを。インカレに向けて今抱く思いを伺った。→続きを読む
◆吉田 樹(よしだ・いつき)(※写真左)
2003(平15)年1月6日生まれ。165センチ。東京・早実高出身。法学部4年。後衛。好きなタレントは大泉洋だと教えてくれた吉田選手。いつもにこにこしていてかわいらしい印象ですが、他部員の秘密を調査したところ、4年生の声が吉田選手に集中。赤い肉は絶対に食べない、歩くのが遅すぎる等の意外な一面が! 色紙には自分の中で大切にしているという言葉を書いてくれました。自信をなくしたり、スランプに陥ったり、順風満帆ではなかったソフトテニス人生。そんな吉田選手が報われる瞬間の訪れはもう間近かもしれません!
◆松本 翔太(まつもと・しょうた)
2004(平16)年2月6日生まれ。167センチ。香川・尽誠学園高出身。スポーツ科学部3年。前衛。試合前のルーティンは音楽を聴くことだという松本選手。星野源が好きだと教えてくれました。最近嬉しかったことは、ハマっているメダルゲームでジャックポットに入ったことだそう。そんな松本選手は1年生の頃から1人先輩たちに混じって、チームの力に。他の組の対談では、先輩たちから頑張ってほしいと名前が挙げられ、先輩に愛されているのが伝わりました! 4年生と過ごせるのもあと少し。今年のインカレは大好きな4年生に恩返しをするため、全力で臨みます!
【第6回】矢野颯人×端山羅行
取材・編集 佐藤結
最終回に登場するのは矢野颯人主将(社4=奈良・高田商)と端山羅行(社4=石川・能登)。下級生時からチームの主力を担い、立派な大将へと成長を遂げた二人。今シーズンは関東、東日本のタイトルを獲得し、独走状態でラストイヤーを歩んできた。しかし、その圧倒的な強さの裏にも、数々の葛藤が。高校時代から一緒に日本一を目指そうと語った友と、自分たちが引っ張ったチームで見たい景色がある。最後は限られた者しか成し遂げることのできないインカレ三冠を。→続きを読む
◆矢野 颯人(やの・そうと)(※写真左)
2002(平14)年11月7日生まれ。180センチ。奈良・高田商高出身。社会科学部4年。後衛。試合前はバランスのいい食事をとり、早く寝るのがルーティンだという矢野選手。ご褒美はお酒をみんなで飲むことだそう。幼稚園からテニスをしているとのことですが、サッカーや野球も好きだと教えてくれました。そんな矢野選手が色紙に書いたのは「悔いなし」の文字。「後悔をしない選択、準備、プレー、取り組みをし、このチームで最初で最後の日本一になりたい」という意味が込められています。背中でも結果でもチームを引っ張ってきた、愛されキャプテン。しかし、数々のタイトルホルダーも獲れていないインカレの称号。真の学生王者として、矢野颯人の名が歴史に刻まれる夏はもうまもなくです!
◆端山 羅行(はなやま・らあん)
2002(平14)年5月18日生まれ。173センチ。石川・能登高出身。社会科学部4年。前衛。監督との焼肉が試合後のご褒美だという端山選手。試合中はクールな一方、普段はお調子者だそう。最近嬉しかったことを尋ねると、「大学で勇気を出して友達を作ろうと話しかけた時、女の子からキモいと言われ、明日からどうしようと傷ついていたら、それが夢だったこと」という謎回答が(笑)。最後のインカレは4年間の想いをぶつけて、優勝は自分のプレーで決めたいとのこと。全勝を果たし、三冠を達成するのは端山選手なのか。ペアであり、大親友であり、ライバルでもある矢野選手との対戦も夢ではないかもしれません!
[ソフトテニス連載] 軟式庭球部 インカレ直前特集『Evans Knot』
4年生中心に、圧倒的な「チーム力」を誇る今年の早大。「固く、解けることのない絆」で、悲願の日本一へ。新たな歴史を刻む夏が始まる
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) September 5, 2024