【連載】春季早慶戦直前特集 『ONE』
【2024.05.28早稲田スポーツ】
今季はここまで全チームから勝ち点を獲得し、完全優勝を懸けて伝統の一戦を迎える。昨秋あと『1』勝で優勝を逃した早大。宿敵の胴上げを目の前で見せられる屈辱を味わった。もう悔し涙はいらない。2020年秋以来の『1』への頂戦が幕を開ける。
【第1回】伊藤樹(5/28)
【第2回】宮城誇南(5/28)
【第3回】香西一希(5/28)
【第4回】 安田虎汰郎(5/28)
【第5回】前田健伸(5/29)
【第6回】梅村大和(5/29)
【第7回】小澤周平(5/29)
【第8回】山縣秀(5/30)
【第9回】石郷岡大成(5/30)
【第10回】尾瀬雄大(5/30)
【第11回】吉納翼副将(5/31)
【第12回】印出太一主将(5/31)
【第13回】小宮山悟監督(5/31)
【第1回】伊藤樹
取材・編集 廣野一眞
初回に登場するのは、今シーズン、エースへと成長を遂げた伊藤樹(スポ3=宮城・仙台育英)。6試合に先発し、白星こそ2つにとどまるが、防御率は1・57と安定感抜群の投球を見せている。登板した全試合で勝利に導き、首位快走の立役者となった。運命の早慶戦でも、チームに栄冠をもたらす投球が期待される伊藤樹。伝統の一戦を前に、ここまでのシーズンの総括と、早慶戦への思いを語ってもらった。→続きを読む
◆伊藤樹(いとう・たつき)
2003(平15)年8月24日生まれ。176センチ。宮城・仙台育英高出身。スポーツ科学部3年。登板前のルーティンとして、前日の夜に一人で東伏見稲荷神社へ散歩に行くという伊藤樹選手。通い始めてから一度しか負けておらず、今回の早慶戦前にも訪れるそうです。神様も味方につけて、来たる決戦でも、神がかった投球を見せてくれることでしょう!
【第2回】宮城誇南
取材・編集 石渡太智
今回登場するのは、今シーズン念願の東京六大学リーグ戦(リーグ戦)デビューを果たした2年生左腕、宮城誇南(スポ2=埼玉・浦和学院)。昨年はけがもあり、思うような活躍はできなかったが、今シーズンはその悔しさをバネに神宮のマウンドで先発を託されている。ここまで4試合に登板して2勝2敗ではあるものの、着実に状態は上がってきている。そんな宮城に、今シーズンの振り返りと、早慶戦への意気込みを伺った。→続きを読む
◆宮城誇南(みやぎ・こなん)
2004(平16)年9月5日生まれ。174センチ。埼玉・浦和学院高出身。スポーツ科学部2年。先発はあくまでも与えられた役割と話し、自身の活躍におごり高ぶることのない宮城選手。先発が予想される慶大2回戦で、早大に勝利を運んでくれるに違いありません!
【第3回】香西一希
取材・編集 栗原礼佳
今春、中継ぎとして安定した成績を残している香西一希(スポ2=福岡・九州国際大付)。ここまで防御率0.00とほぼ完璧な投球が続き、頼もしい存在となっている。チームの勝利を支える左腕に、今シーズンの振り返りと早慶戦への意気込みを伺った。→続きを読む
◆香西一希(こうざい・かずき)
2004(平16)年10月13日生まれ。172センチ。福岡・九州国際大付高出身。スポーツ科学部2年。最近は、気分転換のためによく映画を見る香西選手。野球に集中するために、野球から離れる時間も大事にしているそうです。きっと早慶戦でも良い結果を残してくれるでしょう!
【第4回】安田虎汰郎
取材・編集 富澤奈央
ここまで4試合に登板し、2勝をあげている安田虎汰郎(スポ1=東京・日大三)。チェンジアップを決め球に無失点の好投を続け、絶大な信頼を得ている。早慶戦を目前に控えた今、期待の新星が考えることとは。→続きを読む
◆安田虎汰郎(やすだ・こたろう)
2005(平17)年5月27日生まれ。176センチ。東京・日大三高出身。スポーツ科学部1年。大学入学後も高校時代の恩師たちと連絡をとりあっているようで、小倉全由氏は立大戦にいらしていたそうです!安田選手の人柄のよさがうかがえます。
【第5回】前田健伸
取材・編集 長屋咲希
今季から中軸として出場を重ねる前田健伸(商3=大阪桐蔭)。シーズン序盤は思うようなバッティングができなかったものの、法大1回戦では篠木健太郎(4年)から決勝打となる適時二塁打を放っており、状態を上げてきている。そんな前田健に、今季の振り返りと、早慶戦への思いを伺った。→続きを読む
◆前田健伸(まえだ・けんしん)
2003(平15)年5月23日生まれ。177センチ。大阪桐蔭高出身。商学部3年。早慶戦のキーマンとして尾瀬雄大選手(スポ3=東京・帝京)を挙げた前田選手。同期の選手たちの台頭に、刺激を受けることも多いそう。3年生選手の活躍に期待です!
【第6回】 梅村大和
取材・編集 梶谷里桜
これまで何度もスタメン落ちを経験した梅村大和(教4=東京・早実)。今季は堅実な守備と勝負所での打撃が評価され、全ての試合で出場を果たしている。それでもまだ今季の成績には満足していない。優勝が懸かった伝統の一戦に向け、さらなる進化を見据える、その心の内に迫った。→続きを読む
◆梅村大和(うめむら・やまと)
2003(平15)年1月6日生まれ。170センチ。東京都・早実高出身。教育学部4年。これまでの秋季リーグ戦で最も印象に残ったことは、明大1回戦で代打として放った同点適時打だと振り返った梅村選手。早慶戦でも、チームを救う一振りに期待がかかります!
【第7回】 小澤周平
取材・編集 小島大典
今季始めはベンチスタートが多かったが、東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)中盤を迎えるころにはスタメンに返り咲いた小澤周平(スポ3=群馬・高崎健康福祉大高崎)。今季ここまでの打撃、守備で意識していることや、早慶戦への意気込みを伺った。→続きを読む
◆小澤周平(おざわ・しゅうへい)
2003(平15)年7月26日生まれ。172センチ、74キロ。群馬・高崎健康福祉大高崎高出身。スポーツ科学部3年。内野手。最近、部屋を良い匂いにするために、甘い香りのするアロマキャンドルを購入されたそうです!
【第8回】 山縣秀
取材・編集 近藤翔太
昨秋は個人としてはスタメン落ちを経験し、チームとしてもあと1勝のところで優勝を逃すなど苦杯をなめた山縣秀(商4=東京・早大学院)。ラストイヤーを迎えた今春は打率4割2分4厘と長らく課題にしてきた打撃がついに覚醒した。自慢の守備でもチームに貢献し、充実したシーズンを過ごしている。完全Vの懸かる伝統の一戦を控えた、内に秘める思いに迫る。→続きを読む
◆山縣秀(やまがた・しゅう)
2002(平14)年5月1日生まれ。176センチ。東京都・早大学院高出身。商学部4年。今季ここまで打率4割を超える山縣選手。前を打つ1番の尾瀬選手も打率を4割を超えています。尾瀬選手も山縣選手も巨人ファンだそうで、よく試合結果の話をしているとのこと。絶好調の1、2番コンビが打線に火をつけます!
【第9回】 石郷岡大成
取材・編集 田島凜星
今春から左翼手に転向し、レギュラーとして定着した石郷岡大成(社3=東京・早実)。武器である足を生かした守備や走塁に加え、打率3割を記録するなど、打撃でも強い印象を残している。快進撃を続ける新たなスピードスターに、ここまでの振り返りや早慶戦を控えた今の思いを伺った。→続きを読む
◆石郷岡大成(いしごうおか・たいせい)
平15年10月2日生まれ。171センチ。東京都・早実出身。社学部3年。リーグ戦前のインタビューで「スタメンで出場して優勝に貢献したい」と話していた石郷岡選手。ここまで攻守両方で早大を支えてきました。早慶戦でもその活躍に注目です!
【第10回】 尾瀬雄大
取材・編集 本田里音
ここまでの東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)で、4割超えの打率を誇る尾瀬雄大(スポ3=東京・帝京)。昨春ブレークを果たし、思うような結果が出せなかった昨秋を経て迎えた今季。圧倒的な初回出塁率の高さで、早大攻撃開始の快音を響かせる。オフシーズンに積み重ねてきた努力、打席で心掛けていることなど打撃好調の裏側に迫った。→続きを読む
◆尾瀬 雄大(おせ・ゆうだい)
2003(平15)8月14日生まれ。172センチ。東京・帝京高出身。スポーツ科学部3年。いつも試合開始前に両手拳を顔の前に持ってくる仕草をしている尾瀬選手。相手投手のボールを良く見るために、視線を交互に動かしているそう。この動作も、好調を維持するルーティーンの1つだそうです!
【第11回】 吉納翼副将
取材・編集 沼澤泰平
今春の東京六大学リーグ戦(リーグ戦)でここまで勝ち点を落とすことなく首位を走る早大。しかし、その好調なチームの中で吉納翼副将(スポ4=愛知・東邦)は不振に苦しんでいた。悲願の優勝が懸かった早慶戦では意地を見せることができるか。来たる決戦への思いに迫った。→続きを読む
◆吉納翼(よしのう・つばさ)
2002(平14)年8月16日生まれ。180センチ。愛知県・東邦高出身。スポーツ科学部4年。温泉やサウナが好きで、リーグ戦期間も休みの日はチームメイトと行きリフレッシュしたという吉納選手。気持ちを切り替え臨む早慶戦での一打に期待です!
【第12回】 印出太一主将
取材・編集 丸山勝央
21年秋、23年秋と優勝の懸かった早慶戦を落とし、早大に入学して以来、いまだに東京六大学リーグ戦(リーグ戦)優勝経験のない印出太一主将(スポ4=愛知・中京大中京)。2度も賜杯奪還を阻んだ宿敵との一戦に対する思いは人一倍強い。今度こそ7季ぶりの頂点を目指し、3度目の正直となるか。リベンジに燃える背番号「10」の早慶戦に懸ける思いに迫る。→続きを読む
◆印出太一(いんで・たいち)
2002(平14)年5月15日生まれ。185センチ。愛知・中京大中京高出身。スポーツ科学部4年。捕手。右打右投。いつも冷静沈着にプレーする印出主将。「挑戦者の気持ちを大事に」と語ってくださいました。チャレンジャーとして陸の王者に立ち向かいます!
【第13回】小宮山悟
取材・編集 近藤翔太
ここまでの東京六大学春季リーグ戦(リーグ戦)で全チームから勝ち点獲得に導いた小宮山悟監督(平2教卒=千葉・芝浦工大柏)。昨秋はあと1勝で優勝を逃し、今季は「死に物狂いで天皇杯を撮りに行く」と強く意気込んだ。悲願の優勝まで残すは早慶戦のみ。冷静かつ的確な采配で7季ぶりVを。→続きを読む
◆小宮山悟(こみやま・さとる)
1965(昭40)年9月15日生まれ。千葉・芝浦工大柏高出身。1990(平成2)年教育学部卒業。現早大野球部監督。
[野球連載]春季早慶戦直前特集
『ONE』あと『1』勝に泣いた昨秋。今季はここまで全チームから勝ち点を獲得し完全優勝が懸かる。7季ぶりのVへ。『1』への頂戦が幕を開ける
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— 早稲田スポーツ新聞会 (@waseda_sports) May 28, 2024