【特集】部員4名でも「自分たちにできることを」山岳部新主将対談
【2023.04.23早稲田スポーツ】取材・編集 槌田花、写真 山岳部提供

現役メンバー3名とOBの真道虎太郎(令5政経卒)。左から2番目が岩波
この春、高い技術力を持った3名が卒業し、現役部員3名と入部予定の新入生1名の新体制となった早大山岳部。少数精鋭のチームを率いるのは、唯一の3年生である岩波健(法3=東京・芝)主将だ。この時期に3年生が最高学年となる部活はほとんどなく、その分不安やプレッシャーも人一倍大きいと思われる。しかし岩波主将は、この部員構成だからこそ「2年計画ができる。自分たちにもできることがある」と前を向いた。1920年に創部された歴史ある早大山岳部を後世につなげるため、時に先輩やOBの力も借りながら新たな歴史をつくりあげていく。それでも部員が多いに越したことはない。経験は問わず、「ちょっとでも山に興味があって、山に一生懸命になれる人」なら誰でも大歓迎だという。山岳部の良いところは「自分で目標を定められるところ」。もちろん部として目指す場所もあるが、ハイレベルかつ全員が同じ方向を向くという体制より、様々な目標を持ったメンバーが集まる部でありたいというのが岩波主将の考えだ。『正解もルールもなく、無限の可能性が広がる大自然のど真ん中で、誰にも真似できない君だけの4年間を描きませんか?(山岳部インスタグラムより引用)』→続き・コメントを読む
◆岩波健(いわなみ・たけし)
2002(平14)年6月18日生まれ。175センチ。東京・芝高校出身。法学部3年。2年生の頃から部の広報を任され、弊会の要望にも常に迅速に対応してくださる敏腕クライマー。これからは主将として後輩を束ねつつ、互いに協力しながら目標の山へ挑みます!

2年計画を立て、積雪期の剱岳に登ることが目標だと話した