早稲田大学バレーボール部女子部門が、知的障害者のスポーツ活動を支援する「ボランティア活動に参加しました。(※この活動は、早稲田アスリートプログラムの社会貢献活動の一環として行われました。)
スペシャルオリンピックスとは
知的発達障害のある人たちの自立と社会参加を応援する国際的なスポーツ組織です。このスポーツ活動に参加する知的障害者のみなさんは「アスリート」と呼ばれ、夏季・冬季を合わせると23種目の競技が行われています。今回の活動は、「公益財団法人スペシャルオリンピックス日本」(理事長はマラソンメダリストの有森裕子氏)の日本国内の地区組織である「認定特定非営利活動(認定NPO)法人スペシャルオリンピックス日本・東京」の定期活動にボランティアとしてバレーボール部女子部門が参加させて頂く形となったものです。
今回は14名の”アスリート“が参加。早稲田大学からはバレーボール部女子部門の全部員19名、コーチ2名、そして麻生俊行女子部監督が参加しました。
まずは主催側マネージャーによるオリエンテーションが行われ、アスリートの家族でもあるコーチ2名の指導に従い、アスリートと部員のマンツーマンで活動が行われました。ほとんどの部員が障害者との活動が初めてだったということもあり、はじめは非常に緊張した様子が見受けられましたが、ユーモアあふれるオリエンテーションにより緊張もほぐれたようで、心の準備を整えてから活動に参加することができました。
トレーニングは準備体操から始まり、1対1の対人パス、10人1チームが円陣になって行うパス、サーブ、レシーブ&スパイクの練習、そして最後にミニゲームを行うという2時間のメニューを行いました。
部員たちは大きな文字で書いた自分たちの名札をそれぞれ胸に付け、アスリートたちとの距離を縮められるよう一人ひとりの名前を呼びながら声をかけるなど、全員でバレーボール交流を楽しみました。また、アスリートたちが懸命にボールを追う姿や、パスやスパイクが成功し、全身で喜ぶ姿は感動的でもあり、一緒に活動する部員にとって実に大きな共有体験となりました。
バレーボール部女子部門は、本年2014年秋にも陸前高田市・気仙沼市への被災地支援活動を計画しています。また、活動拠点である近隣においても、様々な社会貢献活動を行いたいとの声が部員の中から出はじめました。今回の活動がきっかけとなり、息の長い支援活動につながることを期待しています。
早稲田大学競技スポーツセンターでは、早稲田アスリートプログラム(WAP)の一環として体育各部および所属部員に、社会貢献活動に関する情報提供を行っています。その情報をもとに部員たちは、体育各部を担うメンバーの一員としての自負を持ちつつ、早稲田スポーツを支えてくださる方・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア・地域貢献活動を行っています。