2017年12月23日(土/祝)、早稲田キャンパス10号館109教室および大隈ガーデンハウスにて、「2017年度 総長招待 早慶戦優勝部表彰式 祝賀会」が開催されました。この会は、鎌田薫総長が早慶戦に勝利した部(チーム)を招待し、その栄誉をたたえ賞するもので、総長の呼びかけではじまり今年で7回目となります。昨年度より、参加者を4年生部員中心としており、その他指導者、OB・OG会長ら、応援部を含む30部(44チーム)より約400名が参加しました。
表彰式
今年は10号館109教室に早慶戦に勝利した部や、早慶戦で体育各部を懸命に応援した応援部が一堂に会しました。大学からは鎌田薫総長、河野洋平稲門体育会会長、村岡功スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事、岩井方男競技スポーツセンター所長が出席しました。 表彰式では勝利した部を代表してバレーボール部の喜入祥充主将(スポーツ科学部4年/大阪府・大塚高校出身)に鎌田薫総長から授与されました。また、応援部へは感謝状が授与されました。その後、全員での記念写真撮影、校旗をバックとして部ごとに写真撮影を行いました。
<鎌田薫 総長挨拶(一部)>
日頃から大変厳しい練習に耐え、この勝利をおさめられた選手の皆様、及びご懇篤なご指導を賜りました監督、コーチの皆様、そして、部長・OB・OGの皆様に心からの敬意を表したいと思います。
早慶戦は、「早稲田なければ慶應なし」、「慶應なければ早稲田なし」と語られるように、慶應があって初めて早稲田の価値は高まり、また、切磋琢磨する中で早稲田は伸びていると考えています。同時に、早慶戦は、大学スポーツの頂点であるだけでなく、日本のアマチュアスポーツを牽引してきた伝統ある一戦です。本日は、その早慶戦に勝利した意義を改めてかみしめていただきたいと思っております。
早稲田の体育各部は、文武両道を目指し、早稲田アスリートプログラムを展開していますが、この取り組みは日本版NCAAの検討においても大変注目を集めています。これまでに、早稲田で文武両道を体現した先輩が大勢いますので、皆さんもよき伝統を受け継いで、スポーツのみならず、社会人として大きく育つことを強く祈念しています。
慶応では、早慶戦に勝った場合、塾長が上野精養軒に招待してフルコースをごちそうするという慣例があるようですが、早稲田は勝利する部門・人数が多いから、フルコースじゃなくてカレーライスにしよう、としてこの会を始めました。このカレーの具材には本庄農業プロジェクトの皆様がつくった野菜、あるいは、匿名の校友の方が激励として提供くださった野菜なども使わせていただいております。皆様の活動は、全国の早稲田ファンが常に熱い視線を注いでおり、その期待に見事応えた皆様に改めて敬意を表します。そして、皆様の今後のご活躍、さらには、後輩たちへの指導等を通じて各部がさらに発展することを祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。
本日はまことにおめでとうございます。
<河野洋平 稲門体育会会長挨拶(一部)>
稲門体育会の会長として、まずは鎌田総長に、早稲田スポーツにおいて1年間努力した人たちをお招きいただいたことに心から厚くお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。
我々早稲田スポーツに携わる人間にとって、早慶戦は特別の対抗戦です。徹底的に戦わなければならん。しかし、相手を徹底的に尊重し尊敬する。そういう気持ちで早慶戦を戦います。そして、勝利して、総長からライスカレーをごちそうになる。もう少し大学の景気がよくなれば、慶応と同じようにフルコースになるかもしれませんが、今のところライスカレー+αでも大変ありがたいと思っております。
我々は伝統を重んじ、継承することが大事です。しかし、その伝統の中には、やっていいことといけないことの境目が、徐々にいい加減、あるいは緩くなっているところがあるかもしれない。ここに集まった皆様の部の中に、改革が必要な部分がないかをぜひよく見てほしいと思います。早稲田大学の運動部は、伝統の上にあぐらをかいてはいけない。新しい時代に新しい運動部のあり方があることを常に考えて、次の世代はよりよい部にする気持ちをぜひ持っていただきたい。今日ここに集まって総長にごちそうになる一宿一飯の恩義もあるわけですから、早稲田の運動部は、自己革新・自己改革を遂げるという決意を持って新しい年に臨んでいただきたいということを一言つけ加えたいと思います。
いずれにいたしましても、早慶戦勝利、心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。来年もどうぞ頑張ってください。
<バレーボール部 喜入祥充主将>
本日はこのような会を開いていただき、まことにありがとうございます。また、伝統ある早慶戦に勝利し、このような会に参加できることを本当に嬉しく思います。
本年度、バレーボール部男子は、全日本インカレで4年ぶり5度目の優勝をなし遂げることができました。それも競技スポーツセンターをはじめ、かかわってくださった多くの方々の支えがなければ成し得なかったことだと感じております。
また、この先競技を続けるに当たり、早稲田大学で4年間経験できたことを生かし、次のステージでもしっかり結果を残し活躍していきたいと思います。
ありがとうございました。
祝賀会
はじめに応援部のオープニングセレモニーが行われ、村岡スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事より激励と期待の言葉をいただき、岩井競技スポーツセンター所長が乾杯の挨拶をしました。
今年も、早稲田スポーツを応援する「早稲田のあしながおばさん(匿名希望)」と「プロフェッショナルズ・ワークショップ JA埼玉ひびきの&早稲田大学」から、お肉・ミカン・お米・じゃがいも・玉葱・人参が差し入れされ、愛情一杯の特製カレーやポテトサラダなどをおいしくいただきました。「プロフェッショナルズ・ワークショップJA埼玉ひびきの&早稲田大学」を代表して須藤瑠衣さん(政治経済学部3年)から体育各部への熱い応援の挨拶をいただきました。また、鎌田総長直筆のメッセージが刻まれた『スペシャルカード』が各部に贈呈され、総長より、部員代表として応援部前代表委員 櫻井康裕主将(社会科学部4年/群馬県・中央中等教育学校出身)に手渡されました。続いて、バドミントン部の田島宏樹主務(文化構想学部4年/東京都・早稲田大学本庄高等学院出身)から学生代表挨拶がありました。
<櫻井康裕 応援部前代表委員主将>
応援部主将を務めました櫻井と申します。
応援部はこの1年間、皆さんを応援する立場で様々な体育各部の応援に駆けつけました。応援する立場ではありますが、皆さんの打倒慶應、そして、日本一を目指すその姿勢に我々応援部も力をもらっておりました。4年生の方々は本当に4年間お疲れさまでした。そして、3年生以下の方々は、来年以降も打倒慶應を目指してぜひ頑張っていただきたいと思います。
本日、会の最後に(早慶戦で勝利した時のみ歌うことを許される)「早稲田の栄光」と「早稲田大学校歌」を歌いますので、皆さん、声高らかに、ぜひ大きな声で歌っていただきたいと思います。
本当に皆さん、早慶戦勝利、おめでとうございました。
<田島宏樹 バドミントン部主務>
バドミントン部主務を務めました田島と申します。
今年も多くの部が慶應を倒すことができ、さまざまなフィールドで活躍しました。バドミントン部男子も24年ぶりに日本一になりましたが、これらも総長をはじめ関係者の皆様のご支援、ご協力があってのことだと思います。
ここにいる4年生は、競技は違いますが、早稲田の看板を背負い、ともに戦ってきた仲間として強い絆を感じております。それぞれ進路は異なりますが、ともに刺激し合いながら、日本を、世界を引っ張り、支える有意義な人材になっていきたいと思います。
ありがとうございました。
- 【第1部 表彰式及び写真撮影】
司会:植村智子アナウンサー(人間科学部卒・応援部OG)
・開式
・賞状授与(代表:バレーボール部 喜入祥充主将)
・鎌田薫総長式辞
・河野洋平稲門体育会会長祝辞
・閉式
・全体写真撮影
・部ごと写真撮影 - 【第2部 祝賀会】
司会:植村智子アナウンサー(人間科学部卒・応援部OG)
・応援部オープニングセレモニー(校旗入場、紺碧の空)
・大学代表挨拶 村岡 功 理事(スポーツ振興・オリンピック・パラリンピック事業推進担当)
・乾杯 岩井方男 競技スポーツセンター所長
・プロフェッショナルズ・ワークショップJA埼玉ひびきの&早稲田大学の挨拶 須藤瑠衣(政治経済学部3年)
・総長記念品贈呈 代表受取 応援部前代表委員 櫻井康裕主将(社会科学部4年)
・学生代表挨拶 バドミントン部 田島宏樹主務(文化構想学部4年)
・応援部 エンディング・セレモニー(早稲田の栄光、早稲田大学校歌、エール)
・閉会挨拶 石井昌幸 競技スポーツセンター副所長 - 【対象部】
庭球部(男子)、庭球部(女子)
漕艇部(男子)、漕艇部(女子)
剣道部(女子)
柔道部(男子)、柔道部(女子)
弓道部(女子)
水泳部(競泳部門)、水泳部(水球部門)
ラグビー蹴球部
スケート部(アイスホッケー部門)
バスケットボール部(男子)、バスケットボール部(女子)
ア式蹴球部(男子)、ア式蹴球部(女子)
卓球部(男子)、卓球部(女子)
体操部
バレーボール部(男子)、バレーボール部(女子)
レスリング部
米式蹴球部
ハンドボール部(男子)、ハンドボール部(女子)
ホッケー部(男子)、ホッケー部(女子)
フェンシング部(男子)、フェンシング部(女子)
応援部
軟式庭球部(男子)、軟式庭球部(女子)
準硬式野球部
自転車部
バドミントン部(男子)、バドミントン部(女子)
ゴルフ部(女子)
ウエイトリフティング部
射撃部
合気道部
アーチェリー部(女子)、ソフトボール部(男子)
ソフトボール部(女子)
日本拳法部*早慶戦が実施されていない体育各部を除く。
*多くの早慶戦で応援活動を行った応援部には、感謝状が贈られました。
*なお、当日は、参加対象のスケート部(アイスホッケー部門)、レスリング部、
ウエイトリフティング部が試合出場等のため欠席しました。