競技スポーツセンターは、早稲田アスリートプログラム(WAP)のボランティア・地域貢献活動の一環として「視覚障がいのある方のための伴走ボランティア活動」を部員に広報し、参加を募っています。2017年1月~3月にも10回実施しました。初参加の5部を含む15部の早稲田大学体育各部から延134名の部員が参加し、伴走を通じて視覚障がいのあるランナーの方々との交流を行いました。
伴走ボランティアとは
◆開催日
毎週日曜日 午前9:30~12:00
◆会場
代々木公園(渋谷区)
◆概要
視覚障がいのある方のランニングのペースにあわせて伴走する
◆主催者
第1日曜日:日本盲人マラソン協会
第2/3/4日曜日:アキレスインターナショナルジャパン
第3日曜日:東京視覚障害者ランニングクラブ
活動報告
<1月8日(日)ア式蹴球部・馬術部・ボクシング部・バレーボール部・自動車部・合気道部・少林寺拳法部>
<1月15日(日)自動車部>
<1月29日(日)馬術部・自動車部>
<2月26日(日)剣道部・柔道部・ボクシング部>
<3月5日(日)庭球部・自動車部・航空部>
<3月12日(日)水泳部・自動車部・応援部・航空部・ゴルフ部>
今回初めて参加した水泳部の濱口真子選手(スポーツ科学部1年)は、「視覚障がいのある方とのランニングやウォーキングを通じ、様々なことを学ぶことができました。活動前には、目の見えない方に私が何をしてあげられるのか、何をしたら喜ばれるのか、どのような情報を提供すればよいのか、不安がたくさんありました。でも実際には、私自身がたくさんのことを教えていただいたと感じています。私はブラインドランナーの方のために頑張って周りの環境を言葉で伝えようとしましたが、私よりもずっと周りのものが見えているように思われました。周りの小さな音や僅かな光を通じて、私たちが気づきにくいことを感じ取り、『小さな感動を見つけるのが本当に上手だなあ』と感じました。また、非常に前向きで明るい姿を拝見し、自分自身に活力を与えていただいた気がします。私たちが伴走活動に参加して本当に喜んでくださっている姿を見て、心から嬉しかったです。ボランティアと聞くと、とても大変なイメージがありました。でもそれは自分で決めつけていたもので、実際には大変なこともあるけれど、それ以上に得られるものがあると思っています。固定観念ばかりにとらわれずにもっと自分の視野を広げていきたいと思いました。このボランティアに参加できて本当に良かったと思います」と語っています。
また、ア式蹴球部(女子部門)の山田彩未選手(スポーツ科学部2年)は、「私は今回で3回目の参加で、30年以上伴走経験のある女性と一緒に走りました。その方とは、本人の経験談や趣味のお話、普段どのようなことをしているのかなど様々はお話をしながらランニングしました。話の中で一番印象に残っているのは、『いつ何が起こるかわからない。だからこそ、今を悔いなく過ごすかが大切』という言葉です。すごく心に響きました。何もしないより、やって後悔するほうが、人生は何倍も楽しいものになるとおっしゃっていました。何事にも一生懸命になることの大切さを改めて感じました。この言葉を体現できるように、文武両道を目指して精進していきたいと思います」と伝えてくれました。
WAPボランティア・地域貢献活動プログラム
早稲田アスリートプログラムでは、体育各部部員は、早稲田大学体育各部の部員としての自覚を持って社会貢献活動に積極的に取り組みます。早稲田スポーツを支えてくれる人・地域への感謝の気持ちを持ってボランティア活動を行います。