スポーツ科学部では、2023年4月入学の新入生から、スポーツの自然科学・人文社会科学領域にわたる社会課題を用いて「共有し、考え、伝え、発信する」ためのアカデミックスキルズを実践・体得する教育プログラムを実施することになりました。
教養教育の重要性は最近特に着目される一方、熱意をもって入学した学生にとっては、ともすれば退屈なものと感じられることが課題となっていました。しかし、スポーツ科学部では教員の研究領域が自然・人文社会科学の広い範囲にわたることを活かし、スポーツにおける自然科学・人文社会科学領域にわたる社会課題(LGBT、人種問題、貧困・格差から現れる各種問題など)を扱うことができます。
これらの題材を扱い、少人数グループワークでの対話プログラム、レポート執筆とそれに対するレビュー、プレゼンテーションなどのプログラムを通して、「共有し,考え,伝え,発信する」ためのアカデミックスキルズ(対話、ライティング、相互評価(ピアレビュー)、プレゼンテーション)について、入学から3セメスター(1.5年間)で体得するプログラムとなります。
また、対話を重視する本プログラムは、Waseda Vision 150の「Vision 1.世界に貢献する高い志を持った学生」に関連する核心戦略にも提示されたものとなります。
なお、この教育プログラムの計画が評価され,一般財団法人三菱みらい育成財団「21世紀型教養教育プログラム助成事業」に採択されることも決定しました。今回の助成事業採択により、対話促進ツールの導入やアカデミックスキルズの教科書配布、改革に伴う資料教材の改善などをスムーズに行えることになり、本格的な改定準備へと大きく前進することができました。
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