環境・エネルギー研究科のカリキュラム「日本・中国における環境実践研究」についてご紹介いたします。
「日本・中国における環境実践研究」は、早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科と北京大学環境科学工程学院が共同で運営する科目であり、2008年に早稲田大学と北京大学で締結された協定に基づき、2009年より継続して実施しております。
2018年度では、日本・中国の両国に共有する重要な環境・エネルギー分野のトピックとして「持続可能な社会づくり」を取り上げ、政策や民間企業の取り組み、NPO活動、技術の発展・普及などについて学修を深めています。
1月14日から1月19日にかけて実施された日本ラウンドでは、北京大学から梅副教授と6名の学生が来日し、吉田教授・納富教授によるコーディネートのもと、講義や福島への見学、早稲田大学での合同発表会などが、行われました。
1月14日(月) 合同講義
- 伊藤園 笹谷顧問 講義
- 北京大学 梅副教授 講義
1月15日(火)~1月17日(木) 福島 視察
- 楢葉町 ならはCANvas
- 楢葉町波倉メガソーラー発電所
- いわきおてんとうSUN オーガニックコットンの収穫体験
1月19日(土) 合同発表会
- 学生の発表
- 勝田研究科長よりコメント
- 集合写真
視察での経験について勝田研究室の飴矢さんにお伺いしました。
日中環境実践研究は、文理融合の様々な学生が参加する科目であり、幅広い知見が身につきます。また、北京大学との合同科目でもあり、国際性が豊かな科目です。
福島での見学では、福島第一原子力発電所や東日本大震災の影響を受けた地域の現場を見学し、日本の抱える環境・エネルギー分野の課題を学びました。この課題について、北京大学の皆さんとともに改めて検討し、日本にとどまらない、環境・エネルギーについて複眼的に改めて見つめ直すことができました。(勝田研究室 M1 飴矢 拓泰)
お忙しい中、ご協力いただきました皆様に改めて御礼申し上げます。