2016年5月30日撮影
5月30日(月)、環境・エネルギー学演習Bの講義で、毎年恒例の田植えを行いました。当日はあいにくの雨でしたが、田植えにはむしろ好都合なお天気ということで、小雨降る中、決行となりました。
バスから降りた履修生の皆さん、まずはレインコートを着込み、準備開始です。
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ご指導・ご協力をいただくのは、田圃の持ち主でいらっしゃる下山さん(左)と、塚本さん(右)
お借りするのは、4,500平米あるこちらの田圃。この広さの田圃の場合、機械で3時間で終わる田植えですが、昔は一人約一反、4人で一日がかりで植えていたいたそうです。
まずはベテランの塚本さんに田植のお手本を見せていただきました。
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一度に植える苗の本数は2本ほど、多すぎると病気になりやすいそうです。人差し指と中指の先で持ち土中に浅く差し込むように植えていきます。
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最初は恐る恐る足を踏み入れいていた履修生の皆さんですが、始めてみるとご指導いただいた通りのよい手つきで苗を植えていました。
空はどんよりと曇り、小雨降る中ではありますが、田圃には早稲田大学の校歌「都の西北」と履修生たちのにぎやかな声が響いていました。
この後、予定されていた下山さん宅での農業機械等の見学や、質疑応答は雨脚が強くなってきた関係で中止となってしまいましたが、履修生の皆さんにとっては大変貴重な体験となったのではないでしょうか。中国からの留学生 吉田研究室の羅玉さんも、田植え初体験ということで「とても楽しかった」と、笑顔で感想を述べていました。
田植えから稲刈りまで、実際に農業を営む方の生の声を聞き、現場で実体験をしながら、履修生の皆さんには「米作りで抑えるべきコストの問題」また、「人間が生きることと農の関係」について等、深く考察していただきたいと思います。
この日植えた苗は、9月に稲刈りの予定です。
ご協力をいただきました下山様、塚本様、美里町役場の皆さま、ありがとうございました。