中国社会科学院法学研究所/早稲田大学比較法研究所
日中共同シンポジウム2024「新技術と法Ⅳ」
日時:2024年9月5日(木)9時15分~18時15分
場所:早稲田大学8号館3階大会議室
共催:早稲田大学 先端技術の法・倫理研究所
2019年9月4日(水)に、北京の中国社会科学院法学研究所において共同シンポジウム「新技術と法」を開催し、新技術について日中の法学者が民法的視点(自動運転技術、自動運転事故と法)、商法的視点(仮想通貨、フィンテックと法)、刑法的視点(AIの開発・利用・運用と法)、訴訟法的視点(司法・裁判とIT化)から課題を取り上げて、議論を深めました。
その後、第2弾をZoomにより2021年9月17日(金)に開催。「AIと労働法」、「AI・インターネットと著作権」、「暗号資産の金融法的規制」、「プラットフォーム企業の競争法的規制」、「AIと刑事責任主体」の5つのセッションを設け、議論を行いました(開催報告はこちら)。
第3弾はZoomにより2022年9月5日(月)に開催。「デジタル経済の著作権法規制」、「インターネット医療の法的規制」、「インターネット金融と法律」および「プラットフォーム労働者の労働法保護」の4つのセッションを設け、議論を深めました(開催報告はこちら)。
そして今回は9月5日(木)に、久々の対面方式により「新技術と法」の第4弾を開催します。
中国社会科学院: 中国の哲学及び社会科学研究の最高学術機構であり、総合的な研究センター。中国政府のシンクタンクとして大きな影響力をもつ。
<午前の部>
開会挨拶 9:15-9:30
岡田 正則 早稲田大学比較法研究所所長
セッション1「訴訟手続・行政手続におけるAIの活用」 9:30-12:30
司会:大橋 麻也(早稲田大学)
9:30-9:55 報告1 日本の民事手続におけるデジタル化の現状と課題(AI活用も含めて)
内田 義厚(早稲田大学)
9:55-10:20 報告2 中国の刑事事件におけるオンライン訴訟の実践の革新と発展ビジョン
董 坤(中国社会科学院)
10:20-10:45 報告3 行政過程におけるAIと法治主義の危機
黒川 哲志(早稲田大学)
10:45-11:10 報告4 公共データの開放と共有に関する法的規制
席 月民(中国社会科学院)
11:10-11:35 報告5 デジタル政府建設の進展と展望
呂 艶濱(中国社会科学院)
11:35-12:30 討論
<午後の部>
セッション2「新技術活用保護と個人情報保護」 13:30-14:40
司会:呉 用(中国社会科学院)
13:30-13:55 報告1 日本の新個人情報保護法とその問題点
岡田 正則(早稲田大学)
13:55-14:20 報告2 不正競争防止法における個人情報保護の機能と限度
張 浩然(中国社会科学院)
14:20-14:40 討論
(コーヒーブレイク)
セッション3「メタバース空間におけるリスク管理」 15:00-18:00
司会:岡田 正則(早稲田大学)
15:00-15:40 特別講演 リアル3Dアバターを創作するうえでの法的障害への懸念
森島 繁生(早稲田大学)
15:40-16:05 報告1 メタバース空間における財産的損害の概念(知的財産法の観点から)
上野 達弘(早稲田大学)
16:05-16:30 報告2 メタバース空間における人身損害の概念(誹謗中傷・ハラスメントとの関連)
山口 斉昭(早稲田大学)
16:30-16:55 報告3 メタバース空間における損害と保険
肥塚 肇雄(早稲田大学)
16:55-17:20 報告4 深層合成技術の法的ガバナンスに対する中国のアプローチ
徐 玖玖(中国社会科学院)
17:20-18:00 討論
総括・閉会挨拶 18:00-18:15
謝 増毅 中国社会科学院法学研究所副所長
- どなたでも参加可能です。当日参加も可能ですが、同時通訳の機材用意の都合上、可能な限り事前登録を9月1日(日)までにお願いします。
- 同時通訳あり(日本語-中国語)
- 事前登録はこちら
問い合せ:比較法研究所事務所([email protected])
(2024.8.5公開)