Global Japanese Studies早稲田大学 文学学術院 国際日本学

学生報告書

友添太貴 文学研究科 国際日本学コース

報告書

友添太貴

早稲田大学とコロンビア大学との協同で行われた今回のシンポジウム・ワークショップを通して、私は二つの得難い経験ができた。

まず第一に、自身の研究テーマについて、コロンビア大学を中心に東京大学やスタンフォード大学の大学院生・先生方と活発な議論の場を持つことができたことである。2日間におよぶシンポジウム・ワークショップは、自身の研究を国際的な視点から捉え直すきっかけとなっただけでなく、米国の学生がどのような方法論で研究をおこなっているのかを知る機会となり、両国における日本研究の相違を理解・議論することもできた。加えて、コロンビア大学の大学院生と単純な学会での議論を超えた密な交流を行い、関係を構築することができたことも大きな収穫であった。丸二日間にわたるシンポジウム・ワークショップでは、研究発表以外にもコーヒーブレイクやディナータイムなどお互いの研究に対する考え方や意見を率直に交換することが出来る時間が多くあり、日頃考えていた素朴な疑問をフランクに投げかけ合うことができる意義深い時間でもあった。

また、日本文学研究と日本美術研究という異なる領域の研究者が今回のイベントを通して意見交換や交流を行うことができたことも有益な経験であった。国内の研究環境においては全くの異分野であり、意見交換をおこなう機会の多くない両分野が、日本学や日本研究という枠組みにおいて学際的に問題を共有することができたことはとても興味深かった。日本美術の研究者の資料に対する考え方やヴィジュアルの観点に基づいた分析方法は、文学研究者たちとの交流だけでは見えてこないもので大いに刺激を受けた。

今回、コロンビア大学で行われた2日間のシンポジウム・ワークショップは、コロンビア大学の先生方や大学院生たちと学問領域を超えた密な交流を通して、自身の研究を国際的・分野横断的に捉え直し、今後自身の研究を新たな形で発信・発展させていくための貴重な機会となった。

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