Graduate School of Japanese Applied Linguistics早稲田大学 大学院日本語教育研究科

その他

日本語教育を多角的に捉え直し自身の課題に向き合った日々は今後のキャリアの大切な糧に
修士課程 岸根 彩子さん(2021年9月修了)

※本稿は2021年度に取材し、取材当時の情報を掲載しています。
1997年明海大学外国語学部日本語学科を卒業後、横浜市にある翰林日本語学院で20年以上にわたり日本語教師として勤務。仕事を続けながら2019年より当研究科修士課程で研究に取り組む。職場で採用や研修に携わってきた経験から、新人日本語教師の学びを支援する方法について修士論文を執筆し、2021年9月に修了。

日本語教師として長年働くなかで、果たして自分は本当に学生の力になることができているのかを自問するようになりました。そんな折、早稲田大学で行われた日本語教師向けの研究会で「そもそも日本語教師とは」という議論を聞き、狭い範囲でしか日本語教育を捉えていなかった自分を顧みて、もう一度学び直したいと日研の門をたたきました。
実践科目「日本語教育実践研究(5)」では、これまでの「初級の授業ではこうするもの」という自分の思い込みや、無意識に行っていたことを問い直す機会になりました。自身の授業をさまざまな視点から分析し改善につなげていくことで初めて、経験は自信になるのだと実感しました。ゼミで、あなたはどう思うのか、どうしたいのかを絶えず問われ続けたことで、自らの課題に向き合い解決するための修士論文を書くことができたと思います。現役日本語教師であるほかのゼミ生との交流を通し、勤務校を客観的に見ることもできました。
修了した今、修論のテーマでもあった、教師が現場での実践を通して学び、成長し続けることができる職場を目指していきたいと思います。これから日本語教育に関わろうとしている人はもちろんですが、私は現職の日本語教師にこそ日研をお勧めします。社会の中にある日本語教育を広い視点で考え、研究を通して自分を振り返る時間を持つことは、この先のキャリアを発展させる上で大きな力となるはずです。

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