埼玉県秩父郡長瀞町と早稲田大学人間科学学術院は2024年5月17日に調印式を実施し、大澤タキ江町長と三嶋博之学術院長が「包括連携に関する覚書」および「キャリア形成支援に係る取組みに関する覚書」を締結しました。
調印式の様子(右が大澤タキ江 長瀞町長、左が三嶋博之 人間科学学術院長)
「包括連携に関する覚書」は、地域コミュニティの発展、社会福祉の充実、環境の保全・創出、観光・産業振興、教育・文化の発展と振興、人材育成などについて連携・協力するものです。また、「キャリア形成支援に係る取組みに関する覚書」は、保健・福祉・教育・環境分野を中心とした調査研究事業、町役場等での実践的な就業体験、地方創生を体験できるプログラム開発を通して、本学の実習生が自身の具体的な進路について問題意識や目的意識を持てるよう考えを深める機会とし、職業意識の育成を目的とするものです。
こうした連携を通じ、地域課題の把握・改善・活性化に関するノウハウが蓄積され、大学と地域との連携を推進するモデルのひとつとなることが期待されています。また、学生にとっては現実の問題解決過程の経験を積むことができ、多世代・多分野の人々と交流することで、社会人基礎力の養成と大学における講義と実践との往還による探究的な学びが期待できると考えています。