早稲田大学人間科学学術院では、このたび、(株)明治とメディアマーケティング事業を手がけるグリーライフスタイル株式会社が協力し、大学生とカカオを通してサステナブルに持続可能な社会を考えるための企画「サステナブルカカオ会議(SCAJ)」を開催しました。
【詳細日時】
◆開催日時:12月9日(土)10:00~11:30
◆場所:ZOOM会議
◆内容:
講演:カカオをめぐる社会課題とメイジ・カカオ・サポートの活動
「ひらけ、カカオ。」プロジェクトのご紹介
日本サステナブルカカオ協会を通して実現したい未来
講演者:株式会社 明治 グローバルカカオ事業本部 カカオマーケティング部
CXS グループ長 木原純 氏
◆関連URL
日本サステナブルカカオ協会Instagram 【@sustainable_cacao】
メイジ・カカオ・サポート
https://www.meiji.com/sustainability/cocoa/
ひらけ、カカオ。
https://www.meiji.co.jp/sustainability/newaction/cacao/
(株)明治では、2026年に向けて、農家支援を実施している地域で生産された「明治サステナブルカカオ豆」の調達比率100%を目指して、森林減少や児童労働、栽培技術の周知不足など、カカオ豆の生産地域や農家が抱える課題を解決する取り組みを実施しています。カカオ豆の生産における森林保全や労働力不足による児童労働の問題などの取り組みを学び、学生自身が「サステナブルな未来のためにできること」を議論しました。
(株)明治の木原氏の講演では、チョコレート製造の歴史から最先端の取り組みまで説明をいただきました。明治は、「メイジ・カカオ・サポート」というカカオ産地支援活動を世界9か国において実施し、ガーナ共和国において地域の人々が育てているカカオからどのようなものがつくられるのか理解を深めてもらう「チョコレートクラス」の開講等の事例を紹介。さらに「サステナブルアクション『カカオ』」としてカカオの新たな価値創造の取り組みの紹介がありました。
カカオから採れる原材料として使用されていない部分を活用した製品も紹介され、「衣食住」をテーマとしたブランド「CACAO STYLE」では、種皮であるカカオハスクを使用した家具や食器など、幅広い製品を開発しており、これまで廃棄していた原材料の新たな活用方法を学ぶことができました。
また、自転車部のキャプテンを務めていた経験を通じ、学生時代に心がけていた事についても答えてくれました。「与えられた場でだけでなく、あまり前例のない事を、0.1%を1%~10%にする気持ちで、学生時代から好奇心を持って実績を積み上げてほしい。」という言葉は、学生たちの心に響いていました。