第8回 WBS グローバルインサイト
“Beyondプラットフォーム”のご案内
この度、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター(WBF)は、プラットフォームビジネス戦略論の第一人者であるマサチューセッツ工科大学(MIT)のマイケル・クスマノ教授をお呼びして「Beyondプラットフォーム」をキーワードに「デジタル化によるプラットフォームビジネスの発展以後のビジネスモデル」をテーマとしたセミナーを開催いたします。
1.講演要旨(予定)
今回のセミナーは二つの講演からなります。
クスマノ教授からは、主にアメリカでのプラットフォームビジネス発展の歴史と現状をふまえて、その経済メカニズムについて、講演いただきます。特に、その成功原理についてだけではなく、その市場支配力とその力の拡大の限界についても語っていただきます。
根来教授からは、トヨタの決済ビジネスへの進出、ファミマのスマホマーケティング、ファストフードチェーンのCRM活動などの事例をふまえて、マーケティング機能をめぐる個別事業者のプラットフォーム機能の取込みの動きについて語ります。このテーマを通じて、プラットフォーム戦略論の伝統的視角(2サイドプラットフォーム論)と異なる新しい視角が提案されます。
2.日時・場所
- 2020年1月17日(金)18:50~21:30 (18:30開場)
- 早稲田大学早稲田キャンパス
11号館501教室
https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus - 参加費無料
- 定員300名(定員超過の場合には、抽選)
- 言語:日本語
3.主催・協賛
主催:早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター
https://www.waseda.jp/fcom/wbf/
後援:早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)
https://www.waseda.jp/fcom/wbs/
協賛:早稲田大学IT戦略研究所
http://www.waseda.jp/prj-riim/
4.お申し込み(2020年1月6日更新)
定員に達したため申込を締め切りました。
以下のフォームよりお申し込みください。
申込フォーム
5.対象
本件に関心のある全ての方。学内外を問いません。(参加費無料)
6.プログラム
- 18:50~19:00 主催者挨拶 菅野寛 WBFセンター長
- 19:00~20:00 マイケル・クスマノ教授 講演
「プラットフォームビジネスの現実:デジタル競争、イノベーション、及びパワーの時代の戦略」 - 20:00~21:00 根来龍之教授 講演
「個別事業者のプラットフォーム機能の取込み:プラットフォーム戦略論の新視角」 - 21:00~21:30 Q&A
7.登壇者
●Dr. Michael A. Cusumano (マイケル・クスマノ)
マサチューセッツ工科大学(MIT)スローンマネジメントスクール教授(SMR Distinguished Professor of Management)。
MIT Sloan Management Review元編集長。プラットフォームおよびソフトウェアビジネス、自動車・家電の戦略、製品開発、起業家精神を専門分野とする。クスマノ教授は、1976年にプリンストン大学で学士号、ハーバード大学で1984年に博士号を取得した。日本語に堪能で、東京大学、一橋大学などの客員教授を務めた。2016年から2017年にかけて、東京理科大学で副学長を務め、「Tokyo Entrepreneurship and Innovation Center」を設立した。2009年、Silicon.comからテクノロジーとIT分野で影響力のある人物の1人に選ばれた。
近著に、The Business of Platforms:Strategy in the Age of Digital Competition, Innovation and Power(2019, with A. Gawer and D. Yoffie)。そのほとんどの著作は日本語に翻訳されている。『ストラテジー・ルールズ―ゲイツ、グローブ、ジョブズから学ぶ戦略的思考のガイドライン』(2016)、『君臨する企業の「6つの法則」―戦略のベストプラクティスを求めて』(2012)、『プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経営戦略』(2005)、『ソフトウエア企業の競争戦略』(2004)、『食うか食われるか―ネットスケープvs.マイクロソフト』(1999)、『マイクロソフト・シークレット―勝ち続ける驚異の経営』(1996)、『日本のソフトウェア戦略』(1993)などがある。
●司会: 根来 龍之 教授
早稲田大学ビジネススクール教授。
早稲田大学IT戦略研究所所長。
京都大学卒業(哲学科)。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。鉄鋼メーカー、英ハル大学客員研究員、文教大学などを経て2001年から現職。経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、組織学会理事、CRM協議会顧問などを歴任。専門は、プラットフォーム戦略、ビジネスモデル、IT経営。経営情報学会論文賞を3度受賞。ビジネススクールで授業を担当すると同時に、企業幹部研修や企業顧問などを行っている。
主な著書(単著)に『集中講義 デジタル戦略』(2019)、『プラットフォームの教科書』(2017)、 『ビジネス思考実験』(2015)、 『事業創造のロジック』(2014)、 『代替品の戦略』(2005)。主な共著に、『オープンパートナーシップ経営』(2002)、『製薬・医療産業の未来戦略』(2001)、『ネットビジネスの経営戦略』(1999)など。主な編著・監修に、『IoT時代の競争分析フレームワーク』(2016)、『プラットフォーム最前線』(2013)、『CIOのための情報・経営戦略』(2010)、『デジタル時代の経営戦略』(2005)など。主な監訳・翻訳に、レイエ『プラットフォーマー:勝者の法則』、ウェイド他『DX実行戦略』、ウェイド他『対デジタル・ディスラプター戦略』、コリス・モンゴメリー『資源ベースの経営戦略論』、ウィルソン『システム仕様の分析学:ソフトシステム方法論』、ローゼンヘッド『ソフト戦略思考』などがある。
8.お問い合わせ
本件に関するお問い合わせ:
早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター
電話:03-3200-2436 メール: [email protected]