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第5回 WBSグローバルインサイト“<マーケットデザイン>視点から見た日本経済”のご案内(2019年1月9日18:30~20:00)

第5回 WBS グローバルインサイト
“<マーケットデザイン>視点から見た日本経済”のご案内

この度、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センターは、カリフォルニア大学バークレー校のスティーヴン・K・ヴォーゲル教授をお呼びして「マーケットデザイン」をキーワードに「日本経済の活性化」をテーマとしたセミナーを開催いたします。

1.講演要旨(予定)

本講演では、日本経済に関する以下の4つの謎に言及いただく予定です。
1)なぜ規制緩和が経済を再活性化させてこなかったのか
2)なぜ労働市場の改革が生産性を向上させてこなかったのか
3)なぜコーポレートガバナンスの改善が企業業績向上に結びついてこなかったのか
4)なぜ日本ではシリコンバレーモデルを真似ることができなかったのか

ヴォーゲル教授は、この四つの謎は、広義の意味でのマーケットデザイン(市場がどのように設計され、統治されているか)に由来すると主張します。
幅広い視点から市場のデザインをとらえることは、高度産業国家である日本や米国の市場を理解するために役立つ上に、現代社会の問題への解決策を提示するために必要不可欠なものです。市場のデザインをマスターした国家は、経済成長・イノベーション・社会福祉・格差の是正・治安の安定・環境保護など幅広い分野で成功することができると考えられます。日本に必要なのは規制緩和の断行やアメリカモデルを模倣することではなく、独自な視点に基づく広義のマーケットデザインの再構築であると考えられます。

2.日時・場所

  • 2019年1月9日(水)18:30~20:00 (18:00開場)
  • 早稲田大学早稲田キャンパス
    3号館602教室
    https://www.waseda.jp/top/access/waseda-campus
  • 参加費無料
  • 定員200名(定員超過の場合には、抽選)
  • 言語:日本語

3.主催・協賛

主催:早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター
https://www.waseda.jp/fcom/wbf/

後援:早稲田大学ビジネススクール(大学院経営管理研究科)
https://www.waseda.jp/fcom/wbs/

協賛:早稲田大学IT戦略研究所
http://www.waseda.jp/prj-riim/

4.お申し込み

以下のフォームよりお申し込みください。
申込フォームhttps://business.form-mailer.jp/fms/4db3b7ae97270

5.対象

本件に関心のある全ての方。学内外を問いません。(参加費無料)

6.概要

  • 18:30~18:35  主催者挨拶
  • 18:35~19:35  スティーヴン・K・ヴォーゲル教授 講演
  • 19:35~20:00  Q&A
    司会:早稲田大学ビジネススクール 根来 龍之 教授

7.登壇者

●講演者:Dr. Steven K. Vogel (スティーヴン・K・ヴォーゲル)

カリフォルニア大学バークレー校教授。同校の政治経済プログラム学科長。プリンストン大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校でPh.D.取得(政治学)。専門は、先進工業国、特に日本の政治経済。ジャパン・タイムズ記者、フランスでのフリージャーナリストなどを経て現職。『ニューズウィーク日本版』や朝日新聞のコラムニストも務めた。2018年に日本研究への貢献で外務大臣表彰を受賞。
2018年12月18日に新著『日本経済のマーケットデザイン』(日本経済新聞出版社)が翻訳出版された(原著「Marketcraft: How Governments Make Markets Work」(2018))。
上記以外の著書として、The Political Economy Reader: Markets as Institutions (共著, Routledge, 2008)、Japan Remodeled: How Government and Industry Are Reforming Japanese Capitalism (『新・日本の時代:結実した穏やかな経済革命』(日本経済新聞社, 2006)、Freer Markets, More Rules: Regulatory Reform in Advanced Industrial Countries (『規制大国日本のジレンマ:改革はいかになされるか』(東洋経済新報社, 1997)、U.S.-Japan Relations in a Changing World (編著, Brookings, 2002)などがある。

●司会: 根来 龍之 教授

早稲田大学ビジネススクール教授。
早稲田大学IT戦略研究所所長。

京都大学卒業(哲学科)。慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。鉄鋼メーカー、英ハル大学客員研究員、文教大学などを経て2001年から現職。経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、組織学会理事、CRM協議会顧問などを歴任。専門は、ビジネスモデル、プラットフォーム戦略、IT経営。経営情報学会論文賞を3度受賞。ビジネススクールで授業を担当すると同時に、企業研修や企業顧問などを行っている。
主な著書に『プラットフォームの教科書』(日経BP社,2017)、 『ビジネス思考実験』(日経BP社,2015)、 『事業創造のロジック』(日経BP社,2014)、 『代替品の戦略』(東洋経済新報社,2005)、『オープンパートナーシップ経営』(共著,PHP,2002)、『製薬・医療産業の未来戦略』(共著,東洋経済新報社,2001)、『ネットビジネスの経営戦略』(共著,日科技連,1999)など。主な編著・監修に、『IoT時代の競争分析フレームワーク』(編著,中央経済社, 2016)、『プラットフォーム最前線』(監修,翔泳社,2013)、『CIOのための情報・経営戦略』(監修,中央経済社,2010)、『デジタル時代の経営戦略』( 編著,メディアセレクト,2005)などがある。

8.お問い合わせ

本件に関するお問い合わせ:

早稲田大学アカデミックソリューション
電話:03-5285-0265  メール: [email protected]

 

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