「企業との直接対話の効果の分析」
日時 | 2025年10月8日(水)10:40~12:20 |
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開催方法 | Zoom*お申込み完了の自動返信メールにて、参加用URLをお知らせいたします。 |
対象 | 学生・教職員・一般 |
講演者 | 三輪 宏太郎 氏 (九州大学 経済学研究院 教授) |
要旨 | 本研究は、企業との直接的な対話が市場参加者の割引率や株価に与える影響を検証する。分析の結果、投資家ミーティングにおいて企業と対話を行った能動的アナリストは、非能動的アナリストに比べて目標株価や株式推奨をより強気に修正する一方で、利益予想にはその効果が認められなかった。目標株価や銘柄推奨は割引率の影響を受けるのに対し、利益予想はそうではない。従い、本結果は対話が主に割引率を低下させることを示唆する。さらに、この効果はオンライン形式のミーティングにおいても持続しており、言語的コミュニケーションの重要性を裏付ける。最後に、開催企業の投資家ミーティング直後の株式収益率は、能動的アナリストによる目標株価や推奨の修正度と正の関係を示した。直接的な対話は割引率を低下させ、株価にプラスの影響を及ぼす可能性が支持された。 |
世話人 | 宮島 英昭 (早稲田大学商学学術院 教授) |
参加申し込み方法 | 参加はこちらからお申込みください。※10月6日(月)17:00締切 |
その他 | 早稲田大学商学部・産業経営研究所・谷川寧彦分科会 |