Research Institute of Business Administration早稲田大学 産業経営研究所

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コンテスト

2025年7月22日(火)第28回早稲田大学ビジネスプランコンテストが開催されました

【優勝】

  • プラン名:「地域との関わり方」で宿を選ぶ、体験型宿泊専用プラットフォーム《ロカンス》
  • 代表者 :早稲田大学 政治経済学部3年 関上 雄大

皆さんは、ご自身で旅行の計画を立てる際にどのような点を重視して宿を選んでいますか?

料金や食事、風呂などといった宿の内側を見るだけでなく、たまには「行った先で体験したいこと」や「行った先で直接話を聞ける人」といった「地域との関わり方」を基準に旅行先・宿を選んでみるのはいかがでしょうか。それを叶えるべく登場したのが「ロカンス」です。

このアイデアは、私が大学生活3年間のほとんどの時間を費やしてきたある活動が出発点でした。それは、築およそ60年の空きアパートをリノベーションした宿泊施設「ゲストハウスここたまや」で代表を務めてきて、この目でたくさんの素敵な出会いを見てきたという実体験です。ぜひ少しでも多くの方に、地域にどっぷりと浸かる宿泊体験をしていただきたいと心から願っています。

昨年大会では別の事業「ICHIZEN」で準優勝をいただきましたが、宣言した通り雪辱を果たすことができ心から嬉しく思っております。

今後も創造力や遊び心を忘れず、ユニークな仕事で人を幸せにできるよう精進してまいります。審査員の皆様、職員の皆様、調査・発表にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

【準優勝】

  • プラン名:《PromoTrash》
  • 発表者 : 早稲田大学 商学部3年 志立 藍

「PromoTrash」は、ボランティアに頼りがちなゴミのポイ捨て問題に対し、誰にとっても負担ない美しい都市を創るというビジョンから生まれました。私たちは、街に広告付きスマートゴミ箱を設置することでこの課題解消を目指しています。特に、「おみくじシステム」というゲーミフィケーションアプローチを導入することで、新しい広告体験と都市の美化を両立させるサービスを考えました。
今回のビジネスコンテストでは惜しくも準優勝という結果でしたが、この経験を通じて、審査員の方々から今後の事業展開に繋がる貴重なアドバイスをいただき、さらなる可能性を見出すことができました。このような素晴らしい機会とサポートをくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

 

【準優勝】

  • プラン名:《3D Toilet Solution》
  • 代表者 :早稲田大学  文学部3年 堀 慶達

この度は、このような素晴らしい発表の機会をいただき、誠にありがとうございました。

私が今回提案したのは、イベント会場や商業施設で常態化している女性トイレの長い行列という社会問題に、革命的な解決策を提示する「3D Toilet Solution」です。

ヒントは、最新の航空機座席。限られた空間を最大限に活用する技術を応用し、トイレの空間を立体的にデザインし直した「多層式トイレ」。この革新的なアイデアにより、設置面積を変えることなく、個室数を劇的に増やすことが可能になります。

私のビジョンは、日常の快適性向上に留まりません。仮設トイレが急務となる災害現場から、衛生インフラの整備が不可欠な発展途上国まで。その有用性は、まさに無限の可能性を誇ります。これは単なるトイレのアイデアではなく、世界中の人々の「時間」と「快適」を生み出すための挑戦です。

コンテスト本番までの準備、そして皆様の前でのプレゼンテーションを通して、この壮大なアイデアをいかにして現実的なビジネスプランとして伝え、共感を得るかという大きな挑戦に直面しました。しかし、審査員の皆様からいただいた鋭いご指摘や温かいフィードバックの一つひとつが、私のプランをより強固で洗練されたものへと磨き上げるための、何よりの糧です。

この挑戦を通じて、自分のアイデアが持つ大きな可能性と、同時に、実現までに乗り越えるべき課題を明確に認識できました。この手ごたえと成長の実感を胸に、世界からトイレの行列をなくすという未来の実現へ、なお一層邁進していく所存です。

改めまして、この度は本当にありがとうございました!

 

【その他の出場ファイナリスト】

  • プラン名:《Re:roots》 人と地域のつながりを再創造する
  • 代表者 :早稲田大学 社会科学部4年 増本 雄太

28回ビジネスプランコンテストでは、「Re:roots」というプランでファイナリストとして出場しました。関係人口というテーマに対して、“思い出の共有”や“継続コミュニティ”を軸にした新たな接点づくりを模索した内容でした。

残念ながら、結果としては受賞には至りませんでした。プレゼンを終えて感じたのは、他のチームのプランが非常に現実的で、短期的な成果や実装可能性の高さをうまく伝えていたということ。自分の案はやや抽象度が高く、ピッチの場では伝え方の難しさを痛感しました。

とはいえ、構想を練って、何度も壁打ちをして、当日の舞台に立つまでの一つひとつのプロセスは、普段の学生生活では得がたい貴重な経験でした。事業の種を育てていく難しさと面白さを、肌で実感する機会になったと思っています。

この機会をいただけたのも岡山県東京事務所の所長をはじめ、そして最後まで並走してくださったメンターのおかげです。本当にありがとうございました。

ここで得た学びや悔しさを糧に、今後も関係人口や地域とのつながりのあり方について、自分なりに考え続けていきたいと思います。ありがとうございました!皆さんもぜひ挑戦してみてください!

 

 

  • プラン名:《FesGo-Feel the Festival Beat》
  • 代表者 :早稲田大学  国際教養学部1年 千葉 大幹

「FesGo」は、日本全国のローカルなお祭りを多言語で一元化し、訪日外国人にもその魅力を届けるビジネスプランです。チームメンバーの留学生から「どこでお祭りがやっているのかわからない」「SNSでも情報が散らばっていて探すのが大変」という声を聞き、自分自身も地域の伝統や文化が年々消えていく現状に危機感を抱き、ビジネスで社会課題を解決したいという想いからこの挑戦が始まりました。

本番に向けて、仲間と何度も議論や壁打ちを重ね、スライドや発表をブラッシュアップしてきました。当日は自分たちのアイデアを全力で伝えることができ、審査員の方々からも本質的なフィードバックや今後につながるアドバイスをいただけて、とても貴重な経験になりました。今回のビジコンを通して、社会のリアルな課題に向き合い、ビジネスプランを磨き上げていくプロセスの面白さや難しさ、そしてやりがいを強く実感しました。

この経験を糧に、これからも挑戦を続けていきます。本当にありがとうございました!

 

 

  • プラン名: 《Oto 〜新世代向け音楽ストリーミングサービス〜》
  • 代表者 :早稲田大学   政治経済学部1年 濱田 快志

現在の音楽ストリーミング市場は成長を続ける一方、サービスはコモディティ化し、そこには二つの大きな「不」が存在しています。一つは、聴かない曲にも定額を支払うユーザーの「コストのミスマッチ」 。もう一つは、プロラタ式の収益分配モデルが生む「アーティストへの不公平な収益分配」です 。

私たちが提案する「Oto」は、1曲単位で課金する「Pay-Per-Song」モデルを軸に、これらの課題を解決する新しい音楽ストリーミングサービスです 。ユーザーには「聴きたい曲だけをより安く」という経済的メリットを、アーティストには正当な対価を。さらに、音楽の未来に投資できるトークン機能を通じて、「好きなアーティストを直接応援できる」という新しい体験価値を提供し、ファンとアーティストの持続的な関係を築きます 。

今回のビジネスプランコンテストでは、私たちの「理想」を具体的な事業計画へと昇華させることに注力しました。小規模なビジネスモデルに留まるのではなく、心から情熱を注げる分野でスタートアップとしての大きな成長を描く事業計画を発表できたため、とても楽しかったです。

これからも新たなサービスをつくり、ワクワクする未来を作っていきます。この度は本当にありがとうございました!!

 

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