(受付終了)Authors Alive! ~海外文学最前線~ カミラ・グルドーヴァ講演・朗読会 5月28日(水)開催
国際文学館では、すでにスタートした翻訳者レジデンシーに加えて、2025年度より、作家や編集者を海外から招聘し、講演や交流活動などに携わっていただくプロジェクトを発進させます。
その第一号として、5~6月にかけて、カナダ出身、スコットランド在住の新進気鋭の作家カミラ・グルドーヴァさんを招聘します。グルドーヴァさんはこれまで短篇集2冊、長篇1冊を発表し、奇妙な設定や展開の中で読者の心の琴線に触れる物語によって、英語圏でいまもっとも注目される若手作家の一人です。日本では2017年に発表した第一短篇集『人形のアルファベット』が5月に上田麻由子さんの訳で河出書房新社から刊行される予定。
国際文学館では、5月28日(水)に講演・朗読を行なっていただきます。聞き手は、文学館顧問で、グルドーヴァ作品を雑誌で訳したこともある(「アガタの機械」、MONEKY23号)柴田元幸が務め、単行本訳者の上田さんも登場します。
- 開催日時:2025年5月28日(水)18:30-20:00
- 開 場:18:00
- 開催場所:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)地下1階
- 言 語:日本語、英語(通訳付き)
- 主 催:早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)
- 講 演 者:カミラ・グルドーヴァ(作家)、上田麻由子(翻訳家)
- 聞 き 手:柴田元幸(早稲田大学特命教授、国際文学館顧問)
- 通 訳:高田怜央
- 入 場:無料(事前申し込み制。申込多数の場合抽選)
- 参加募集締切:5月9日(金)23:59まで
- 応募方法:
◆一般の方はこちら
◆早稲田大学学生・教職員はこちら
※身体機能等の障がいや疾病等により、ご参加に際して配慮をご希望の方は、可能な限りお早めにご希望の内容をお知らせください。ご相談のうえ、できる限りの対応を検討させていただきます。
講演者
カミラ・グルドーヴァ(Camilla Grudova)
カナダ出身、スコットランド・エディンバラ在住。マギル大学で美術史とドイツ語の学位を取得。2016年「ワクシー」でシャーリイ・ジャクスン賞(中篇部門)を受賞。同作は、翌年の英国幻想文学大賞の最終候補にも選出された。2017年、デビュー短篇集『人形のアルファベット』をフィッツカラルド・エディションズより刊行し、話題になる。2023年、初長篇Children of Paradiseが女性小説賞の候補に選出。同年、『グランタ』誌が十年ごとに選出する「若手作家ベスト20」に選ばれる。他の著書にThe Coiled Serpentがある。
上田麻由子
文筆家・翻訳家。上智大学非常勤講師。訳書に、ヘレン・オイェイェミ『あなたのものじゃないものは、あなたのものじゃない』、サンドラ・スター『ジョゼフ・コーネル 水晶の籠』、ロクサーヌ・ゲイ『むずかしい女たち』(共訳)、シリ・ハストヴェット『震えのある女』など。著書に『2・5次元クロニクル2017-2020――合わせ鏡のプラネタリウム』などがある。
聞き手
柴田元幸
米文学者、早稲田大学特命教授、国際文学館顧問、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、レベッカ・ブラウン、スチュアート・ダイベックなどアメリカ現代作家を中心に翻訳多数。著書に『アメリカン・ナルシス』、訳書にジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒けん』、エリック・マコーマック『雲』など。講談社エッセイ賞、サントリー学芸賞、日本翻訳文化賞、早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。文芸誌『MONKEY』日本語版責任編集、英語版編集。
留意事項
- 当選した方(ご来場いただける方)には、5月13日までに、応募の際に登録されたメール宛にご連絡いたします。”waseda.jp”からのメールを受け取れるようにしておいてください。当選しなかった方には、結果通知はいたしません。
- 当選者の振り替えや招待状の転売・譲渡は禁止とさせていただきます。
- 当日は、当選通知のメール・氏名の確認をもって本人確認を行います。
- イベントの様子を撮影、録画することはご遠慮ください。
- 開催者側で撮影または録画することがあり、収録した画像または動画を後日、国際文学館または開催に協力をした第三者のウェブサイトを通じて公開する場合があります。予めご了承ください。
この件に関するお問い合わせ
早稲田大学国際文学館事務局 email:wihl-koubo★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)