公開セミナー 村上春樹文学に出会う#12(11月3日開催)
許知遠 中国から離れるスロウ・ボート――ナイポール、村上春樹、そして私の旅行記
公開セミナー「村上春樹文学に出会う」シリーズを開始して一年余、多くの作家や村上文学翻訳者や研究者、一般読者の方々に、村上作品との“出会い”や“絆”について語っていただきました。第十二回は、「早稲田祭2024」とコラボして、現代中国の知識人を代表する作家、許知遠先生を招いてセミナーを開催します。
許先生が過ごした青春時代は、ちょうど中国が急速に発展し、中国人が世界各地へ進出していった時期と重なっています。古くも新しい祖国、そこに内在する希望と葛藤、そして中国人としての自らのアイデンティティを、どのように理解すれば良いかなどの疑問を持ちながら、許先生は世界中を旅してきました。
その中でトリニダード島出身のV・S・ナイポールと村上春樹による旅行記から、思いがけない示唆を与えられたといいます。二人の作家の全く異なる観点や感情は、許先生の心底に響きをもたらし、さらに中国と自身への理解の手助けにもなったようです。
このような体験をまじえて、「中国から離れるスロウ・ボート――ナイポール、村上春樹、そして私の旅行記」をテーマに、許先生自身の創作活動などについて、お話していただきます。
講演後には、来場者の方とのQ&Aも予定しております。奮ってご参加ください。
講演ポスターのダウンロードはこちら
*「早稲田祭2024」で企画運営を担当する上野心花(社会科学部2年)さんをはじめ、学生スタッフの皆さんに感謝を申し上げます。
詳細
- 開催日時:2024年11月3日(日)15:00〜16:30
- 開催場所:国際文学館(通称:村上春樹ライブラリー)地下1階
- 使用言語:中国語(通訳あり)
- 入 場:無料(予約者優先、当日参加可能)
- 主催:早稲田大学国際文学館
- 応募方法:予約枠は満員となりました。当日枠を用意しましたので、ご参加をお待ちしております。
講演者
許 知遠(Xu Zhiyuan)
1976年生まれ、作家、「単向街書店」創設者、トーク番組「十三邀」の司会兼クリエイター。中国語の著書に『思いかけない旅』、『祖国の異邦人』、『さまよう者の世界』などがあり、現在、梁啓超伝記(全五巻)を執筆中。そのうち第一巻『梁啓超:青年変革者 1873—1898』と第二巻『梁啓超:亡命 1898—1903』は既に出版。
監修
権 慧(国際文学館)
注意事項
座席を多めに用意しますが、それを超えた場合、立ち見でご覧いただく、または入場を制限させていただく可能性がございますので、あらかじめご了承ください。
主催者側で記録のため撮影または録画することがあります。
マスク着用については本人の判断に委ねます。
当イベントに関するお問い合わせ
- 早稲田大学国際文学館
email:wihl★list.waseda.jp(★部分を@に変更してください。)