3年生は10月5日から8日までの4日間、長崎・佐賀宿泊研修に行ってきました。台風18号の影響で行程の大幅な見直しの心配もありましたが、幸いにも初日の行程を変更するだけで済み、生徒たちには有意義な宿泊研修になりました。
(以下、生徒からの研修報告)
- 長崎の一日目は台風のために搭乗する飛行機を変更し、現地に着いたのは15時頃でした。
1日目に行った場所は、平和祈念像と原爆資料館です。長崎は世界新三大夜景の一つというだけあって、稲佐山からの夜景はきれいでした。
2日目はグループ別の自主研修を行い、歴史資料館、日本二十六聖人殉教地、山王神社、出島、オランダ坂に行きました。出島では当時の様子が再現されていて、日本的な雰囲気に外国が混ざったようで、不思議な感覚になりました。歴史資料館でも主に外国との交易について展示されており、オランダだけでなく、中国との交易の様子もよく分かりました。
(3年)朱桓 - 長崎・佐賀研修の3日目、120人が4つのグループに分かれて自主研修を行いました。
その中で私はシュガーロードのコースを選択しました。日本が鎖国をしていた時代に、長崎の出島では大陸との交易が行われていましたが、その中の一つとして砂糖が日本に入り、それが上方・江戸へ運ばれていく途中の道として佐賀がありました。それをシュガーロードと呼んでいます。よって伝統的に菓子作りが盛んなのです。我々は小城市を訪れました。小城市には現在30軒近くのようかん店があり、その内のいくつかの店の方々からお話をして頂きました。ようかん作りが盛んになった理由として、もちろんシュガーロードのこともあるのですが、かつて隣町に炭鉱があり、そこで働く人々が仕事場にようかんを持って行ったということを知るなど、新たな発見もあり、非常に有意義な研修になりました。
(3年)武井 太政 - 長崎・佐賀研修4日目では、大隈記念館や佐賀城本丸歴史館などに行きました。
大隈記念館では早稲田大学の創立者である大隈重信候の生涯や、遺品、実際の演説の録音などが多くあり、未来の早稲田大学生として知っておきたい事柄なども学べます。中でも大隈候の母・三井子の「五つの教え」は、普段の我々の生活にも適用できる素晴らしい教えだと感じました。佐賀城本丸歴史館では、ボランティアの方のお話を伺い、再現された城の内装と共に当時の最新技術のミニチュアや主だった人物の展示などを見ることができました。
(3年)川崎 裕一朗