【開催レポート】地元住民と共に地域の春の魅力を発見!陸前高田スタディツアー
2025年2月、陸前高田市にて、気仙の「春」の魅力を地元住民とともに発見し、その魅力を発信するスタディツアーを実施しました。ツアーでは市内の様々な場所を訪れ、気仙地域の春の魅力を発信するポスターを作成しました。参加学生達が作成したポスターを紹介します。
【制作者からのメッセージ】
私たちのチームは、活動前は気仙地域の春らしい自然として咲き始めの花、虫などをイメージしていましたが、実際行ってみると気温が低く思ったような春を見つけることができませんでした。そこで華やかさには少し欠けますが、芽吹きやつぼみなどが今年の気仙の春だと考え、それをテーマにポスターを作りました。
1 日目はつなぎさんのりんご農場に行き、農作業の様子を見せていただいた後、道の駅併設のすなば珈琲でアイスを食べ、歩いて海岸に向かいました。そのときは、思うように春を見つけることができていなかったため、明日に期待することにしました。
しかし、2 日目に伝承館の駐車場で出始めのふきのとうを見つけ、私たちのテーマは「芽吹き」だと直感で感じました。そこで視点を変えて見てみると、1日目のリンゴ農家のつなぎさんの農場で見つけたリンゴの新芽も高田の春の象徴なのだと気づかされました。
世界の椿館では、ちょうど見ごろを迎えており世界各国の 200 種以上の椿が咲いていました。そのなかでも「プリンセス雅子」が何年も人気 no.1 でした。その椿の写真の下にある梅の枝は、近くの子ども園に咲いているものです。この梅の木は高田の地域で最も早く咲く木で、ニュースや新聞でも取り上げられました。
このポスターのキャッチコピーである「ハルまち」は、春を待つと春の町を掛けました。この町で私たちが見つけた小さな春をきっかけに、ポスターを見てくれた方にも気仙地域の魅力をたくさん見つけてほしいです。