【開催レポート】おもちゃ図書館ボランティア
WAVOC学生リーダー 為我井 遥
WAVOCでは、2024年3月3日(日)に「おもちゃ図書館ボランティア」を実施しました。
皆さんはおもちゃ図書館をご存じですか。聞いたことのある方は少ないのではないでしょうか。私も、小学生からおもちゃ美術館の話を聞いたことをきっかけに、最近になっておもちゃ図書館を知りました。
本レポートでは当日の活動の様子をお伝えしていきます。おもちゃ図書館について興味を持った方はぜひ最後までお読みください。
今回、築地駅から徒歩5分ほどの場所にある「こばとおもちゃのとしょかん」にご協力いただきました。おもちゃ図書館とは、おもちゃの無料貸出を行っており、自由に遊ぶことができる子ども達の遊びの場です。障がいの有無に関わらず、子ども、保護者、ボランティアといった様々な立場・年代の方が集まり、交流できる場になっています。
活動中には、子どもだけでなく、保護者の方と大学生によるボランティア活動についてお話したり、他のボランティアの方の得意な切り絵を見せてもらったりと、実際に多くの方と交流する機会がありました。温かな雰囲気で居心地が良かったです。ボランティアの方の中には、子どもの頃にここで遊んでいて、現在は運営をサポートする側として関わっている方もいらっしゃいました。
説明・自己紹介の後、開館に向けておもちゃの消毒やお雛様の飾りつけなどを行いました。倉庫の中にはガチャガチャや動かすことのできるショベルカーの乗り物といったおもちゃが揃っており、私も惹かれるようなおもちゃが沢山ありました。
開館してからは、子ども1人に対してボランティアが1~2人付き、会話をしながらおもちゃで遊びました。アンパンマンや犬の散歩のおもちゃ、粘土などで遊んでいました。特に人気だったのはプラレールです。ボランティアの方が、大きな線路を組み立てました。子どもたちはここでしか楽しめない大きな線路に列車を思い思いに走らせていました。
閉館してからは、おもちゃの片づけと部屋の清掃を行い、活動は終了しました。
活動では子どもとコミュニケーションを取ることが難しかったです。来館した多くの子どもは幼稚園児でした。これまでサークル等で小学生と関わる機会はありましたが、年齢の小さい子どもと関わる機会はありませんでした。そのため、言葉でのコミュニケーションが難しく、考えていることが分からない場面に戸惑うこともありました。
それでも、自分がこの場を楽しんでいることが接する上で大切になると考え、活動しました。その後、ハンバーガー屋さんのおもちゃで作ったハンバーガーを渡してくれた時はとてもうれしかったです。
今回のボランティア活動を通して、おもちゃ図書館は子どもの居場所であるだけでなく、子育て支援による親がほっと一息つける場所、外国の親子の方や障がいを持ったボランティアの方等、いろいろなバックグラウンドを持つ人が集まることのできる場所だと感じました。
活動に参加してくださった皆様、ありがとうございました。