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【開催レポート】人道について考える 杉原千畝スタディツアー実施報告

【開催レポート】人道について考える 杉原千畝スタディツアー 

2023年8月22日(火)~ 24日(木)にかけて、「人道について考える 杉原千畝スタディツアー」を実施しました。
第二次世界大戦中、「命のビザ」と呼ばれる日本の通過ビザを発給し、多くのユダヤ人を救った杉原千畝。
国内の杉原千畝関連施設を訪問し、その勇気ある決断やその背景、人道、世界平和について考え、学ぶツアーです。
学生達は、当時の世界情勢やユダヤ人について、なぜ日本の通過ビザが必要だったのか、ホロコースト等について事前学習のうえ、訪問に備えました。

初日は愛知県名古屋市の瑞陵高等学校内にある、「杉原千畝広場 センポ・スギハラ・メモリアル」を訪問。まず、同校インターアクトクラブの生徒達・先生方、本学学生達がお互いの活動を紹介し合う交流会を実施しました。
その後、生徒達に広場をガイドしていただき、杉原千畝の生涯や命のビザについて理解を深めました。 
翌日は岐阜県八百津町の杉原千畝記念館へ。館長によるガイドのもと、館内をじっくり見学。特にホロコースト、当時のユダヤ人の状況について詳しく伺いました。昼食後は場所を移し、杉原千畝の年表を基に、インテリジェンス・オフィサーとしての側面にも注目しつつ、さらに理解を深める講義をしていただきました。

 
最終日は福井県敦賀市へ。
国土交通省北陸地方整備局敦賀港湾事務所のご協力により、港湾業務艇に乗船。ユダヤ難民が見たであろう景色を追体験しました。
その後、人道の港 敦賀ムゼウムにて、敦賀高等学校創生部の生徒達のガイドを受けながら、敦賀の歴史や人道、平和について学びました。
 
見学後の交流会では、学生達から「大学で学ぶということ」について早稲田大学を事例に紹介。創生部の生徒達からは創生部の活動や、この夏参加したポーランド・リトアニア派遣事業で学んだこと等を発表いただき、交流を深めました。
 今、世界では様々な問題が発生し、先行きが不透明で将来の予測が困難な時代です。
このツアーが、人道や平和を意識し、人間として正しい判断・行動ができる人材育成の一助になりましたら、幸いです。
多くの方々のご協力のおかげで、実りあるツアーになりました。
訪問先でお世話になった皆様へ、この場を借りてお礼申し上げます。

<ご参考>
中日新聞「早大の先輩 杉原千畝学ぶ 学生5人がムゼウム見学 地元敦賀高生が案内」

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