WAVOCオンラインイベント「食品ロスの現状と私たちにできること」
開催レポート
学生リーダー 池田日陽
WAVOCでは、2022年10月24日にオンラインイベント「食品ロスの現状と私たちにできること」を開催致しました。開催にあたり、食品ロス削減と生活困窮者支援を行われているNPO法人日本もったいない食品センター代表理事の高津様にご協力いただきました。イベントの様子や企画者としての感想をお伝えします。
【ご講演】
前半のご講演では、食品ロスの現状やNPO法人日本もったいない食品センターでの取り組みについて高津様にお話していただきました。「食品ロス」は、大きく2つに分けると「事業系」と「個人」があります。このうち、事業系の食品ロスに関してはコンプライアンスなどの問題もあるためなかなか削減が難しいのですが、包装方法を工夫することで少し期限を延ばすことができるとのことです。また、個人の食品ロスについては、食の安全に関しての普及・啓発を行うことでかなり削減できるのではないかとおっしゃっていました。個人の食品ロスを減らすための具体的な方法としては、賞味期限を過ぎた食品の廃棄量を減らすことが挙げられます。賞味期限を少し過ぎても、少し食感が落ちた、香りが弱くなったという程度で味は変わらないものが多く、味が変わってしまい食べられなくなるのは賞味期限を過ぎてからかなりの時間が経った後になるそうです。この他にも私たちが知らなかったことをたくさん教えていただき、学びの多い時間となりました。
【ワークショップ】
後半のワークショップでは、食品ロスを減らすために家庭内でできることについて話し合いました。ブレイクアウトルームに分かれ、廃棄されやすい食品・廃棄されやすい理由・廃棄しないための工夫を考えました。「調味料は購入したことを忘れてしまいがちなので定期的に確認する」「鍋の汁も雑炊にするなどして活用する」など、様々な意見を交わすことができました。参加者の方からも「ワークショップで、家庭内で食品を捨てないための工夫について考えたことで、今後活かせると思った」という感想をいただくことができました。
【感想】
近年、様々な場面で食品ロスが問題になっており、多くの方に食品ロスの現状を知ってもらい、食品ロス削減に向けて小さなことでも行動して欲しいという思いから、本イベントを企画致しました。本イベントを通じて、私自身も、まずは個人で気をつけられることから実践していきたいと改めて思いました。参加者の皆様にも、そのように感じていただけておりましたら幸いです。
改めまして、本イベントにご協力してくださったNPO法人日本もったいない食品センターの高津様に感謝申し上げます。また、イベントに参加いただいた皆様、そして、ご協力いただいたWAVOCの方々、誠にありがとうございました。