岩井雪乃(平山郁夫記念ボランティアセンター准教授)
WAVOC 20周年おめでとうございます。
わたしがWAVOCに着任したのは、2005年、設立3年目でした。当時のWAVOCは、立ち上がりの拡大期で、教員・職員・学生の全員が、新しいことに挑戦する「わくわく感」にあふれていました。
わたし自身も、大学院を終えて、教員として新しいキャリアをスタートするところで「わくわく」していました。その喜びは、オーラとして発散されていたようなのです。
高田馬場の駅前で、占い師と名乗る女性から声をかけられて「あなた、今、ものすごい光がでていますよ!こんな光は一生に一度、あるかないかですよ!」と驚かれたほどでした(笑)あれから16年。
たくさんの学生と、いろいろな場所で「この人たちのために、何ができるのか?」を問い続けてきました。タンザニア、マレーシア(ボルネオ)、インド、北海道、宮城県、福島県、栃木県、山梨県、千葉県、いろいろな現場に行きました。
設立当初の卒業生たちは、30代になって、いよいよ社会に影響力を与える年代になっています。商社、新聞、コンサルなどの会社員はもちろんのこと、公務員、国連、社会的起業や地域おこしなど、社会貢献にまっすぐに活躍している人材も多数います。
これからのWAVOCは、20年の成果である「熱い想いをもった卒業生たち」と、さらに連携しながら、今の学生たちの「わくわく」を実現できる場にしていきたいです。