The Hirayama Ikuo Volunteer Center (WAVOC) 早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)

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「Beach Clean Project2022講義編&活動編」開催レポート

「Beach Clean Project2022講義編&活動編」開催レポート

学生リーダー 内田 雅子

WAVOCでは、8月4日(木)に「Beach Clean Project2022」講義編を、8月10日(水)に活動編を開催しました。参加してくださった皆様、ありがとうございました。本イベントは、公益財団法人かながわ海岸美化財団様のご協力のもと、まず講演を通じて、海の環境問題の原因や背景を知るとともに、その上で活動編にて実際に清掃活動をしてみる、という企画でした。
実施概要は以下になります。
https://www.waseda.jp/inst/wavoc/news/2022/07/18/9458/

以下では、企画者の感想と共に当日の様子をお伝えできればと思います。

講義編 当日

前半は、Zoomにてかながわ海岸美化財団より柱本様にご講演をいただきました。
お話の中で、最も印象に残ったのは、「海の問題は陸の問題である」ということです。

今まで、私は海ゴミの原因は、観光客が川や海にポイ捨てされたゴミだと考えていました。しかし、実際には、街中のゴミが雨と川に乗って、海に集められてくることが原因だと分かりました。 写真で、側溝のタバコの吸い殻が川、そして海まで、どの様に移動していくのかを見せていただきました。

その他、一見綺麗に見える砂浜にも、マイクロプラスチックがあるという事が、動画を見て分かりました。

また、原因だけでなく、解決策についてもお話を聞くことができました。
私たちにできることは、ゴミを出さない事と回収していく事の2つです。
「ゴミを出さない」と聞いてリサイクルを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、リサイクルで回収されるものは、元々家庭ごみとして適切に処理されていたものであり、問題の原因であるポイ捨てゴミの量は変わっていない、ということは衝撃的でした。

同時に、「今、目の前にあるゴミが現実」であり、とにかく体を動かして、清掃活動等をやってみることの大切さも教えて下さいました。

後半では、参加者を交えてワークショップを行いました。

自分が昨日使ったプラスチックを挙げ、ゴミになりやすいものと、それを防ぐ方法をみんなで考えました。ゴミになりやすいものとして、ペットボトルやマスク、食品の包装等が多く挙げられました。

一方、ゴミにしない方法としては、様々なアイデアが出ました。また、柱本様から、「公園や駅など、行政設置のゴミ箱が減っていく中、誰が負担をするのか」という観点にハッとし、例えば、フォークやスプーンの有料化など、個人の負担がなぜ今求められているのかを痛感しました。

活動編 当日

場所は神奈川県、湘南ひらつかビーチセンターの周辺で実施しました。真夏日の暑さと日差しの中、雨にも降られることなく、当日を迎えることができました。

この日はかなりの強風で、トングで拾ったゴミを飛ばされないよう気を付けながらの活動となりました。ゴミとしては、ペットボトルや食品包装、目薬など、来遊客が原因と思われるものが多かったです。

しかし、想定外だったのは、海岸が綺麗で、ゴミが少なかったことです。海岸が綺麗なこと自体は良いことです。今後も清掃企画については実施していく予定ですので、是非ご参加ください。

改めまして、参加者の方々とかながわ海岸美化財団 柱本様にお礼申し上げます。

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