【ボランティア参加者インタビュー】 楽しむと思って気軽に参加してみる
WAVOCでは、ボランティアを始めたいと思っている人、始めたいけど一歩が踏み出せない人がボランティアを始めるきっかけを作りたいと思い、ボランティア経験者やボランティアサークル所属の学生などにインタビューをしています!

商学部4年 小林和奏さん
今回お話を伺ったのは、商学部4年の小林和奏さんです。
小林さんは、今年度だけで9つもの、WAVOCが企画実施・宣伝していたボランティアに参加している、超リピーターです!
どうしてボランティアに参加しようと思ったのか、お話を伺ってみました。
まずはじめに、どのようなボランティアに参加されてきたのでしょうか?
はじめて参加したのは、「ボッチャ教室ボランティア」ですね。それから、「アキレスふれあいマラソン」、「ユニバーサルシアターでの映画鑑賞」、「新大塚みんなの広場」、「ビーチクリーン」、「パネライ×ユネスコIOC」、「ゴミ拾い&清掃工場見学ツアー in 渋谷」などです。
※リンクから、それぞれのボランティアの募集要項、または開催レポートをご覧いただけます。
WAVOCのボランティアに参加しようとしたきっかけは何ですか?

初めて参加したボッチャのボランティア(左端が小林さん)
コロナ禍や休学で人と関わる機会が減ったのがきっかけです。
交流足りないな、人と関わりたいなと思い、知り合いに相談したところ、「WAVOCというところで、ボランティア活動ができるよ」と教えてもらいました。
とりあえず空いているからやってみようかな、と単発バイトみたいな感じで申し込みました。
今も、ホームページにボランティアが掲載されていたら「あ、この日空いているから行こう」と申し込んでいます。
特に、ある一つの分野に関心があって、それに絞って参加している訳ではありません。
印象に残っているボランティアはありますか?
アキレスふれあいマラソンが印象に残っています。
このマラソンは、目の不自由な方が伴走者と一緒に多摩川沿いの河川敷を5km、10km走るイベントです。
僕たちボランティアは、コース誘導と声かけ、それからコーンを立てるなどのお手伝いをしました。
参加者の皆さんが、とても楽しそうに話しながら走っている姿が印象に残っています。僕もちょっとだけ走ってみたのですが、しんどかったです(笑)
ランナーが頑張っている姿を見て、次は伴走者として走ってみたいと思いました。
ボランティアを通して学んだことはありますか?

ユニバーサルシアターでの映画鑑賞 (左の男性二人が小林さんと耳が不自由な方 スマホを使って会話をしている)
ユニバーサルシアターでの映画鑑賞に参加したときですね。
同じく参加者だった方のうち一人が耳が不自由な方で。
「初対面の人と話すときに、耳が聞こえないことを伝えると、一歩引かれてしまい話しずらい」と言っていました。
そのような壁を作らないように接することがお互いにとって大切だと学びました。
壁を作らず、とにかく話しかけた方がいいなと。
その方は、僕が話しかけると「耳が聞こえにくい」と伝えてくれて、文字の変換アプリを出して話し始めてくれました。相手が「話す」準備をしてくれたから、僕も話しやすかったです。
今度は僕からアプリを出して「話そう」と伝えたいです。
これからボランティアを始めようとしている学生に向けてメッセージをお願いします。
僕にとってボランティアとは「人と交流する機会」であり、「知らなかった社会問題を知ることができる機会」です。

ビーチクリーン in 幕張(右が小林さん)
僕は、社会貢献を意識してボランティアに参加している訳ではありません。一度やってみて初めて、こんな社会問題もあるのか、と知ることが多いです。
例えば、ゴミ拾いのボランティアに参加してみて、街や海が綺麗なのは、活動してくれている人がいるからだということや、身近なゴミの分別も、地球を綺麗にすることに気付きました。それから、海洋汚染やゴミの問題に関心を抱くようになりました。
また、ボランティアって外国の人や子供たち、おじいちゃん、体が不自由な人など様々な人と関われますよね。僕は、ボランティアを通して改めて、人と関わるのって楽しいと感じました。

ビーチクリーン in 幕張(右が小林さん)
ぜひ、「ボランティア=社会貢献」と高い意識が必要だと思っている人でも「楽しむ」ことを大事にして、気軽に参加してもらえればいいのかなと思います。
おわりに
今回は、商学部4年の小林和奏さんにお話を伺ってきました。
私は、小林さんがボランティアを続ける理由の一つが「人と交流すること」だと知り、納得しました。小林さんはいつも、他の参加者や子供たち、様々な人との交流を楽しんでいたからです。
ボランティアは、人のため社会のためにあるものですが、自分のためにもなります。ボランティアを通して交流を楽しんだり、自分の興味に気付いたり、新たなつながりが生まれたり。
ぜひみなさんもにも、ボランティアに参加してほしいと強く思いました!そして、私も学生スタッフとして参加者の皆さんも楽しめる企画を考えたいと思います。
改めて、小林さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました!
取材・文:学生スタッフ 松田由希菜