【開催レポート】震災フォーラム「早稲田大学と東日本大震災」
政治経済学部 沼 蒼太(気仙沼チーム 幹事長)
私たち気仙沼チームは、9月9日から10日に開催された2023年度早稲田大学校友会宮城県支部総会及び震災フォーラム「早稲田大学と東日本大震災」に参加しました。本来であれば震災から10年の節目である2020年度に開催されるものでしたが、新型コロナウイルスの影響で、3年ほど遅れての開催となりました。
震災後、早稲田大学は学生ボランティアを中心としたがれき撤去といった最初期の活動から、都市計画やまちづくりの支援といった長期的な活動まで、様々な形で気仙沼に携わってきました。震災フォーラムでは、気仙沼市の菅原茂市長や本学の田中愛治総長の御臨席のもと、これら震災以降の気仙沼への支援の総括を目的に、活動に携わった方々からの活動報告やパネルディスカッションが行われました。
気仙沼チームからも、これまでの活動と今後の展望についてお話をさせていただきました。本団体は、震災後気仙沼へ派遣された学生ボランティアの有志によって立ち上げられた「気仙沼プロジェクト」を前身としています。現在に至るまでの12年間の歩みについて、そして早稲田と気仙沼を繋ぐ「架橋」になるという今後の展望について、日頃からお世話になっている市民の皆さまの前で発表いたしました。
早稲田と気仙沼の交流は、現在でも形を変えながら継続しています。フォーラムを通じて、その「息の長いお付き合い」の背景には、気仙沼の方々がいつも早稲田を温かく迎えてくださるという、一方通行ではない関係性が築かれていることが明らかとなりました。これは、徹底的に地域と向き合う「早稲田流儀の復興支援」の賜物であり、これからも大切にしていかなければならないことだと感じました。
東日本大震災から来年3月で13年を迎えます。チームに求められる役割が変化する中でも、我々は早稲田と気仙沼を繋ぐ「架橋」として、両者の「ご縁」をさらに強固なものにするべく努力していく所存です。
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