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学生・研究者・教職員の健康と生命を守る研究設備の遠隔化・自動化の推進:文部科学省先端研究設備整備補助事業に採択されました。

このたび早稲田大学は、文部科学省の令和2年度「先端研究設備整備補助事業(研究活動再開等のための研究設備の遠隔化・自動化による環境整備)」に採択されました。特に利用者数・利用頻度が高い本学の共用研究設備について、遠隔利用/自動化機能を追加することで、学生・研究者・教職員の健康と生命を守りながら研究活動を円滑に再開・実施することを目指します。

本学の取組概要

現状と課題

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、学生や研究者の入構が制限され、研究活動に大幅な制約が生じています。約5.2万人の学生および教職員・研究者が在籍している早稲田大学においても、各人の健康と生命を守り、また感染クラスターを発生させないため、緊急事態宣言が解除された後も、原則として在宅研究・在宅勤務を継続し、対象者を区切りながら徐々に制限を解除する方針をとっています。

このような状況において、特に、学位取得を目前に控えた学生や、世界を舞台に激しい競争の中にいる若手研究者が多く利用する共用研究設備については、遠隔利用/自動化の機能追加と運用方法の見直しにより、早期に研究活動を再開できるようにすることが喫緊の課題となっています。

具体的な取組

研究試料を速やかに測定・分析し、場所によらず研究データとして提供できること、学生・研究者・研究支援者の密接する時間を最小限にすることを目的として、学内で稼働率の高い、以下の共用研究設備の遠隔利用化/自動化を図ります。また、オペレーショントレーニングのガイド・教材を整備し、遠隔からのトレーニングも可能にします。

◆物性計測センターラボ:核磁気共鳴装置

オートサンプルチェンジャーの導入による試料交換の自動化

◆環境保全センター:ICP質量分析装置

全自動マイクロ波試料前処理装置の導入による多数の試料前処理の自動化と、リモートデータ解析システムの導入によるデータ解析の遠隔利用化

◆先端生命医科学センター:質量分析装置

遠隔データ解析システムの導入によるデータ解析の遠隔利用化

◆ナノテクノロジ―研究センター:電解放出型走査電子顕微鏡および集束イオン/電子ビーム加工観察装置

遠隔サポートネットワークシステムの導入による実作業環境とデータの共有、リモートオペレーション化

 

内容に関するお問い合せ先

早稲田大学研究推進ワンストップ窓口

https://waseda-research-portal.jp/inquiry/

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