Research Activities早稲田大学 研究活動

News

ニュース

「第16回 日本学術振興会賞」 多湖 淳 教授の受賞が決定しました

このたび、早稲田大学政治経済学術院の多湖淳教授が、独立行政法人日本学術振興会の「第16回(令和元年度)日本学術振興会賞」の受賞者として決定しました。
令和元年度は、学術研究機関及び学協会から推薦された296名の候補者、および前回からの候補者(注) 155名を加えた計451名の被推薦者の中から日本の学術研究の将来のリーダーと期待される25名の受賞者が決定し、その内、本学から多湖淳教授がこの栄誉ある賞の受賞者として選ばれました。
(注) 本賞の推薦は2年間有効とされているため、前年度に推薦された候補者のうち受賞者を除く当該年度の4月1日時点で45歳未満である候補者については審査の対象となります。

受賞者について

    • 受賞者氏名:多湖 淳 (たご あつし)
    • 所属機関:早稲田大学 政治経済学術院
    • 推薦機関:早稲田大学

選定業績

非覇権国の視点の導入を通じた国際政治学の科学的研究の拡張

選定理由

武力行使や同盟というテーマについて、大規模な独自データセットの構築や実験を通じた実証研究を行い、その業績を精力的に世界に発信して卓越した成果を挙げている。特に、アメリカが武力行使を行うのに際して他国との調整を踏まえた多角主義的介入を行うか否かを、国内政治経済要因との関連で説明し、国内的な支持調達が困難な状況では正統性を高めるために多角主義が選択されやすいことを実証的に明らかにした。これは、正統性確保の制度の効果やその誘因という、非覇権国である日本出身の研究者ならではの視点を導入した、独自性の高い研究成果である。このように独創性が高い研究を進めてきた多湖氏は、現在も新しい手法を導入しつつ、複数の国際共同研究を推進しており、国際的にも優れた業績を発表していくことが期待される。

※日本学術振興機構第16回(令和元年度)日本学術振興会賞受賞者略歴及び授賞理由からの引用です。

日本学術振興賞について

 日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。
選考は、各分野を代表する我が国のトップレベルの学術研究者により構成される審査会で厳正な審査が行われ、受賞者を決定しました。
受賞対象者は、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者としています。
受賞者には、賞状、賞牌及び副賞として研究奨励金110万円を授与します。また、日本学士院の協力を得て、日本学術振興会賞受賞者のうち6名以内に日本学士院学術奨励賞が併せて授与されます。(日本学術振興会Webページより)

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/inst/research/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる