ヤングリーダー研究奨励奨学金の2018年度奨励生が決定され、2018年7月24日、大隈会館にて授与式を行いました。
ヤングリーダー研究奨励奨学金とは、日本財団と東京財団政策研究所とが共同で行う研究奨励奨学金プログラムで、国際性豊かなリーダーの育成を目的に、世界44カ国69大学・大学連合で展開しています。早稲田大学では「アジア太平洋地域の経済発展、社会システム、人権、環境、情報、異文化理解等の問題に取り組み、かつ将来にわたって各界のリーダーになりうる資質を有する者」を奨励生(Sylffフェロー)として選抜し、採択しています。
授与式では東京財団政策研究所の鏑木洋子人材育成ディレクターが祝辞を述べ、本プログラム委員長・石山敦士研究推進担当理事から表彰状を一人ずつ手渡しました。厳正なる審査を経て採択された3名のSylffフェローには、研究奨励金1万米ドルが支給されます。
2018年度のSylffフェローと研究テーマは以下のとおりです(順不同)。
- 岩本めぐみさん(政治学研究科博士後期課程1年)
研究テーマ:東アジアにおける核 -現代東アジア核危機構造の起点1950~1964- - 金鑫さん(経済学研究科博士後期課程2年)
研究テーマ:中国の企業における労働組合の役割と機能に関する実証研究
-労働者の自己都合離職行動に与える影響の観点から- - 阿部和美さん(社会科学研究科博士後期課程4年)
研究テーマ:民主化定着期インドネシアにおける移行期正義
-アチェ真実和解委員会誕生に見る国民統合の展望と課題-