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企画者レポート:地球市民として考える国際協力 with 本学文学部卒業生の国際協力師 原貫太氏

Q. Z.(学生スタッフリーダー)

はじめに

みなさん、こんにちは。政治経済学部四年のQ.Z.です。 

みなさんは国際協力に興味がありますか。私は、国際協力が今の世界において不可欠だと考えています。それは、すべての人間には人としての尊厳と自由に生きる権利があるからです。世界には生活水準が非常に低く、物質的に貧しい人達が沢山います。その側面から見れば、日本などの比較的豊かな国で生まれたことは本当にラッキーなことだと思います。だからこそ、例えば日本で生まれたなら、自分の国の成長にしか目を向けないことはよくないことだと感じます。人は自分の出身を自由に決めることができないため、生まれつきの不平等が存在しています。もし不利益を被る境遇だった場合は自分なら助けが欲しい、関心を持ってもらいたいと感じるものと思います。よって、人は自分より恵まれない境遇の人間を助けるべきだと思います。 

企画

今学期は新型コロナの感染状況がまだ楽観視できない状況だったために、私はオンラインのトークセッションを企画しました。ゲストスピーカーは早稲田大学の卒業生、原貫太氏です。原様は早稲田大学文学部在学中に、フィリピンで物乞いをする少女と出会ったことをきっかけに世界の問題の解決に関心を持ち、国際協力を志したとのことです。 

私は授業の関係でルワンダの資料を調べた際に、YouTubeで原様のルワンダの歴史についての解説動画を見つけました。ルワンダについて分かりやすく説明されており、非常に感銘を受けました。また、これをきっかけにアフリカの他の国の歴史についても関心を持ち動画を見ました。原様の熱心な語り口からアフリカに対する強い熱意を実感でき、私もアフリカのことに興味を持つようになりました。さらに、原様が私と同じ大学の出身で、在学中に国際協力活動を手掛け、NPOを設立したことを知り、とても尊敬するようになりました。私自身も国際協力に関心を持っており、ぜひ原様を見習いたいと思いました。そのようなきっかけで、原様をゲストスピーカーとして招いた国際協力に関心のある早稲田大学の学生に向けた講演会を企画しようと考えました。 

原様に本企画の実現にむけて相談したいとは思いましたが、原様のツイッター等の投稿によりご多忙にされている様子は感じておりましたので、今回の話を受けていただけるか、非常に心配しながらのアプローチとなりました。結果は、母校での講演とのことでご快諾頂き、大変嬉しかったことを思い出します。また、原様にテンポよく準備に協力いただき、とても心強かったです。講演の内容は原様が国際協力を始めたきっかけ、今までの経歴、乗り越えてきた困難とコロナ禍での仕事の様子など幅広く、また、より多くの参加者の質問や声に答えるために質疑応答の時間も長く設け、講演の時間と同じく45分にしました。 

イベント当日

7月7日のイベント当日は緊張もしておりましたが、同時に私自身も楽しみにもしていました。私の初めてのオンライントークセッションで、経験不足でしたので、先輩スタッフたちの経験を沢山聞き、参考にしました。様々なアドバイスをもらえて役に立ちましたが、時間管理などの運営面で、こちら側でまだまだ改善できることが多く、この点は反省点です。しかしながら、原様が丁寧に一個一個の質問に対応してくださったこと、また、より多くの質問に答えるために質疑応答の時間を延長してくださったことはとてもありがたく、参加者らにも大変好評でした。 

イベント中に、原様が働きすぎが原因で一時、心身のバランスを崩された経験についても語っていただきました。写真や動画の中の原様はいつも明るい笑顔で支援活動を努めているイメージですが、裏では沢山の苦労があることを知りました。このような率直な話も聞けて、参加者と原様の間の距離もさらに縮んだものと思います。 

また、原様はアフリカでの支援活動は、直接的な物資提供ではなく、現地の人々が現地の資源を有効活用し、必要なものを自力で作れるように援助する形だとおっしゃいました。確かに、現地の人が外部からの支援に依存しないように支援活動を行うことが長期的に良いとのこと同感です。このような工夫がとても不可欠だと思います。 

また、参加者との質疑応答の中で、原様は現代社会の過度な経済発展に対する追求についてもコメントいただきました。GDPの増加という数値的な指標は人々の幸福度と必ずしも関係があるわけではありません。私も、これをきっかけに経済発展の真の意義について深く考える様になりました。物質が豊かになっていく内に、人間と人間の心の距離が遠ざかっていきくこともあります。しかも、技術革新で生活が便利になる一方、人間の欲望を膨らませていきます。原様はYouTubeの動画でもおっしゃったように、アフリカのコミュニティは物質が日本ほど豊かではないが、人々が助け合い、人間の温かみが一層に感じられます。私達は、どこまで経済発展を追求すべきなのか、技術革新と経済発展を追求しているうちに何かを忘れているのではないかと深く考えさせられました。 

終わりに

私は、本ICCオンライントークセッションの企画・運営の経験を通じて、イベント運営のスキルだけではなく、人生の教訓や人間社会に対する啓示など、沢山の知的刺激も受けました。何よりも、原様の一つの信念を貫く姿勢と決めたらすぐにやるという行動力を見習いたいと考えています。今後、自分の人生をもっと計画的に、そして果敢にチャレンジしていきたいと思っています。 

△原様による講演(Image by Hara Kanta) 

 

 

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