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企画者レポート:グローバルな職場の歩き方 世界140か国以上・11の業界をリードする仏系IT企業ダッソー・システムズから学ぶ

R.S.(ICC学生スタッフリーダー)

「世界140か国以上・11の業界をリードする仏系IT企業ダッソー・システムズから学ぶ;グローバルな職場の歩き方」を企画した学生スタッフのR.S.です。

2020年12月7日に オンラインで開催し、学生と一般の方々を含め、27名の参加者にお越しいただきました。

この企画者レポートでは、イベントの企画背景や、ゲストによるご講演の中で私が印象に残ったメッセージについてお伝えしたいと思います。


イベントについて

このイベントは、「3DEXPERIENCEプラットフォーム」に代表されるソフトウェア・サービスにより、業界や国境を超え、グローバルにビジネスを展開するフランス系IT企業、ダッソー・システムズのご協力のもと開催させていただきました。同社の技術は、自動運転、航空機、五輪向けの大規模スタジアム、各国のスマートシティプロジェクト、家庭用品やファッションの素材選択・性能検査など幅広い領域で活かされています。このように分野や国境を超えて多様な人々が関わるビジネスを展開する上で、ダイバーシティへの取り組みは欠かせません。そこで、同社でジャパン・マーケティング・ディレクターとして活躍されている橋田 光早絵様に、同社のダイバーシティに関する先進的な取り組みについてご紹介いただきました。

例えば、「バーチャル・ツイン」と呼ばれる高度なシミュレーションを可能にする技術により、幅広い業界を支えています(Image by ダッソー・システムズ)


イベントの準備

今回の企画を考える上で最も難しかった点は、ダイバーシティといっても様々な切り口が存在する中で、どのテーマにフォーカスすることが参加者の学びにつながるのかを考えることでした。そこで、昨今、ダイバーシティ推進に関する企業の取り組みがメディア等でもよく取り上げられるようになっている点に着目し、そもそも組織・集団がダイバーシティを大切にする目的は何か、をテーマにしたいと考えました。

ダイバーシティ推進の目的は組織・集団によって異なります。今回のイベントでは、ダッソー・システムズの視点から、ダイバーシティ推進に対する思いをお話しいただきました。


“IFWE”思考によって未来をつくるために、ダイバーシティが欠かせない

橋田様のお話では、ダッソー・システムズでは、「“IFWE” 思考によって未来をつくるために、ダイバーシティが欠かせない」という思いが社員の共通意識として持たれているとのことでした。

“IFWE ”思考についてお話いただいた場面です(Image by ダッソー・システムズ)

「“IFWE” 思考」とは、「もしも私たちの世界がこうなっていたら…」と未来について想像力をはたらかせることです。この想像力があるからこそ、物事の枠組みが劇的に変化していく時代において、新たな価値を生み出す原動力を持つことができます。その際、多様なバックグラウンドを持つ人々で「“IFWE”思考」ができれば、より多様な視点によって社会に隠れているニーズを見つけ出し、それに応える解決策を生み出すことができ、さらに良い未来をつくり出すことに繋がります。

実際に、同社ではこの「“IFWE” 」をコアバリューとして提唱し、その価値を体現すべく年齢、性別、国籍、障がいの有無、経歴等を越えて、全社員が活躍しやすい環境づくりに、様々な方法で取り組まれているとのことでした。

(参考:全社員が活躍しやすい環境づくりの事例


最後に

私は今回のご講演で、多様性の中で物事をつくり出すことの重要性を感じました。例えば、ICCイベントにおいても、スタッフに限らず、もっと多くの皆さんのご意見やアイデアを参考にすることで、これまでにない斬新なものが企画できるのではないかと思いました。

学生の皆さん、ICCのメールやSNSアカウント等から、思いついたばかりのアイデアでも、ご提案いただけると嬉しいです!私もスタッフとして、ICCの中だけで企画の構想を完結させず、視野を広く持って多様な学生の皆さんを巻き込みながら、ICCイベントの企画・改善に取り組んでいきたいです。

 

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