Green Computing Systems Research Organization早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構

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平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰

科学技術に関する研究開発などで顕著な成果を収めた研究者の功績を称える平成26年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を、早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構の2名の研究者が受賞しました。

我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った個人またはグループを表彰する「科学技術賞研究部門」に、当機構のアドバンストマルチコアプロセッサ研究所の笠原博德教授、木村啓二教授の2名が選ばれ、4月15日に文部科学省において表彰式が行われました。

http://www.yomiuri.co.jp/adv/wol/news/news_140416.html

表彰式資料より抜粋

業績名

『マルチコアプロセッサ及び並列化コンパイラに関する研究』

業績

スパコン、クラウドサーバの消費電力が膨大、スマホの充電が毎日必要等、情報機器の電力が問題となっている。
電力を抑えつつ、速度を向上させるためにはチップに複数のプロセッサを集積するマルチコアの開発が必須であるが、並列プログラムの開発が難しいという問題があった。
本研究では、世界最高レベルの高度化と、各プロセッサの動作周波数・電圧・動作停止等を自動並列化コンパイラ技術の研究開発に世界で初めて成功した。またコンパイラと協調し高速・低電力を達成するマルチコアを産官学連携で開発した。これらのチップは、半導体最高峰国際会議ISSCCでも採択され、総合科学技術会議でも紹介された。
本研究により、スマホで消費される電力を音楽圧縮時1/9・フルセグ動画伸張時1/4に削減、重粒子線ガン治療計算を64コアで55倍高速化、地震波伝搬計算を128コアで92倍高速化、自動車エンジン制御の並列化に世界で初めて成功、カプセル内視鏡用画像圧縮を64コアで55倍高速化等の成果が得られた。
本成果は、病気・災害から生命を守る、省エネによる環境保全、産業競争力の強化に寄与することが期待される。

主要特許

米国特許第7895453号「MULTIPROCESSOR SYSTEM AND MULTIGRAIN PARALLELIZING COMPILER」

主要論文

「ヘテロジニアスマルチコア向けソフトウェア開発フレームワーク及びAPI」,情報処理学会論文誌コンピューティングシステム,p68~79,2012年1月発表

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