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ワークとライフを支える最高の睡眠を目指して 教務部社会人教育事業室 専任職員 髙木 悠

連載 ワークライフバランス挑戦中! 第30回

ワークとライフを支える最高の睡眠を目指して

教務部社会人教育事業室 専任職員 髙木 悠

▲息子が2歳になったころ、筆者一番右手。

 今回は、ワークライフバランス実現の土台となる「睡眠」と向き合ってみた体験をご紹介できればと思います。科学的な正否に責任が持てず恐縮ですが、取り組みの内容そのものではなく、試行錯誤の記録を通して、睡眠と向き合うことについて少し考えるきっかけになれば幸いです。

私は非常に欲張りな人間です。仕事は頑張りたい、家族との時間も大事にしたい、でも自分の時間も欲しい、かなり欲しい、そんなことを考えながら日々はあっという間に過ぎていきます。そして、欲張ると必然的に時間が全然足りなくなります。2年前に子どもに恵まれ、夜は可能な限り寝かしつけに挑戦し、寝落ちし、真夜中に目が覚めてからポテチとチューハイと共に自分時間を確保し、朝は家族が起きる前に起床し本を読もうとするも、机に伏せて二度寝、といったことを繰り返す日々を過ごしていました。あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、と夢を求めて過ごす日々では必然的に睡眠時間が減り、中途半端な寝落ちにより睡眠の質も悪くなります。肩こりや腰痛にも悩まされ、疲労はたまりやすく、取れにくい。イライラもしてしまい、人に優しくするどころではなくなる勢いでした。

▲どこでも寝ることができ、すぐに元気一杯になる息子が羨ましい。自分にもこんな時があったのだろうか……

根本的な解決方法はわかっています。時間配分のバランスを見直し、規則正しい生活を送ることです。それはわかっています。ただし、わかっちゃいるけど諦められないのが欲張りな人間の難しいところです。難儀なものです。そんな中、全身だる重な通勤電車内でふと思い立ったのが「睡眠の質を高める」ということでした。「ちょ待てよ、睡眠時間が多少短くても、睡眠の質を最大化すれば、今より疲れにくく、活き活きと過ごせるのでは?」と思い立った途端、居ても立ってもいられず、早く試さないと気になって逆に眠れんといった勢いで、粗悪な睡眠ノムコウを目指し、すぐさま睡眠時の道具や睡眠環境の見直しに着手しました。

まずは敷布団とマットレス。量販店の数千円のものから、思い切って有名スポーツ選手が愛用している有名メーカーの敷布団と、より厚手のマットレスの組み合わせに変更しました。

▲新しいマットレスは反発が良いので、寝起き息子のトランポリンとしても活躍している。

使用初日、妙に厚みが増したことで、祭壇で生贄にされているような違和感はあったものの、効果は抜群で、憑き物が取れたかのような目覚めの快適さに驚きました。しかし、肩こりや首の痛みまでは改善されず、次に整体院で勧められた枕を導入しました。この枕により、肩と首の痛みに多少の改善が見られましたし、寝返りが打ちやすくなり、寝起きの感覚がさらに良くなりました。その後、調子をよくして導入したのが、リカバリーウェアと呼ばれるパジャマです。これは特殊素材を練り込んだ生地が、体から出る遠赤外線を吸収し、逆に放射することで血行を促進し、疲労回復などの効果が見込める衣類です。当初は半信半疑でしたが、私とは相性が良かったようで、寝起きの肩こりの辛さがほぼなくなり、さらに深い睡眠に到達できたと満足しています。

その他、風呂上がりのストレッチ、風呂から入眠までの時間調整、アプリによる睡眠状況の計測、室温管理なども行い、日に日に睡眠の質が高まり、日々の体調がよくなったと感じています。

仕事や趣味に没頭、子育てに奮闘、介護に尽力等、教職員の皆様の暮らしは多様で、まさに十人十色だと思います。一方で、どのような環境の方でも、睡眠はワークもライフも丸ごと支える活動の基盤です。私も少しずつ朝活する余力等が生まれ、欲張りなワークとライフの両立の兆しが見え始めてきたところです。

「最近疲れているなー」と感じているそこのあなた、睡眠の環境について、少し向き合ってみてはいかがでしょうか。

さて、今日も寝るのが楽しみです。それでは皆さま、良い夢を!

<略歴>
2011年4月、早稲田大学に職員として入職。政治経済学術院や国際学術院での大学院運営、総長室での秘書業務等を経験した後、現在は教務部社会人教育事業室にて、いわゆる大人の学び直しであるリカレント教育に関する業務に従事している。
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