Comprehensive Research Organization早稲田大学 総合研究機構

その他

現代死生学研究所
Waseda Institute of Life and Death Studies

研究テーマ

現代社会における生と死、末期ケア、生命倫理、生きる意味、健康・病気・老いなどの諸問題について学際的に共同研究を行なう。

分野:文化

研究概要

現代死生学研究所を同名で継続する。その理由は、これまでの研究で蓄積してきた研究成果・人的ネットワーク・国際的知名度を今後も維持するためである。これまでの研究において、臨床死生学における精神的問題・倫理的問題・社会的問題の解明を行なってきた。また並行して、人生の意味の哲学、生と死の宗教哲学に関する国際共同研究を行なってきた。その成果を結合し、さらに発展させて死生学の国際研究拠点とすることを目指す。

研究期間内に、主に以下の共同研究を中心に行なう。研究の進展にともなって現在想定されていない新たな研究領域が開けた場合はすぐさまそれを新規展開する。

(1)臨床死生学および末期ケアの研究
人間の死に際における生の実相や、ケアのあるべきあり方について理論的研究・実証的研究・インタビュー調査などを行ない、高齢社会における老いと死の迎え方に関する諸問題に学際的に取り組む。

(2)人生の意味の哲学の研究
一度かぎりの人生をどのように生きれば良いのか、生きること死ぬことに意味はあるのかに関する現代哲学の国際的討議の場を形成する。これまで培ってきた海外大学との研究ネットワークを生かしながら、共同研究と国際会議を展開する。

(3)生と死の宗教哲学
早稲田大学現代死生学研究所は、テンプルドン財団が助成するバーミンガム大学の国際宗教哲学会議の共催団体である。この分野の世界の第一線の研究者を3回の国際会議に集め、共同研究を推進する。2023年には早稲田大学にて国際会議を開催する予定である。

(4)人体改造の生命倫理学
人間の身体を改造して能力増強することが人間の幸せにつながるかどうかの議論が生命倫理学の領域で大きな議論となっている。スポーツにおけるドーピングとエンハンスメントの問題へも飛び火している。この問題を共同研究する。

以上の研究結果は、論文集として適宜刊行する予定である。また、シンポジウム・オンライン国際会議・動画市民講座などの形で社会還元する。テレビなどマスメディアとの連携も考えている。

所長

森岡 正博[もりおか まさひろ](人間科学学術院)

メンバー

【研究所員】
扇原 淳(人間科学学術院教授)
小野 充一(人間科学学術院教授)
辻内 琢也(人間科学学術院教授)
森 由利亜(文学学術院教授)
森岡 正博(人間科学学術院教授)

【招聘研究員】
竹村 瑞穂(日本福祉大学スポーツ科学部准教授)
ユージン ナガサワ(バーミンガム大学教授)

※2021年10月1日更新

連絡先

人間科学部健康福祉科学科 森岡 正博
e-mail:[email protected]

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WASEDA University

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