高度技術化社会における科学技術をめぐる法的諸課題に関する総合的研究
研究キーワード:先端科学技術、IT、AI、法学、倫理、持続可能性社会
高度技術化社会における科学技術をめぐる法的諸課題に関する総合的研究
研究キーワード:先端科学技術、IT、AI、法学、倫理、持続可能性社会
この研究所は、法学学学術院における「先端科学技術と法」に関する新カリキュラムの構想と、大学本部に承認されたVision150による任期付教員増を契機として、法学学術院長に答申された「先端科学技術と法」検討委員会報告書よって示された事業のうち、研究面を実施するために、法学学術院執行部および同学術院教員の有志を研究員として、主に次の研究を行うために設立するものである。
(1)科学技術と法(倫理的基礎)
法の基礎に人倫道徳がある。法哲学または憲法の基礎理論を主たる研究領域としつつ、科学技術の進展を理解し、その社会的応用がもたらす法的諸問題について、持続可能な自然界と人間社会の共生を可能にする視座から、倫理的かつ法的な考察を行う。(AI の社会実装や各種データの利用拡大などの事象、生命倫理など)
(2)科学技術の公法的規律・助成法
行政法(たとえば感染症対策法制など厚生行政法、またはデータ保護法など情報通信法制度など、法による規制および助成の両面を扱う)を主たる研究領域としつつ、 科学技術の社会的応用がもたらす法的諸問題と自然界と人間社会の共生を可能にするような法制度を研究する。
(3)科学技術の私法的規律
民事法を主たる研究領域としつつ、科学技術の進展とその社会的応用がもたらす法的諸問題について、私法的視点から、技術を規律または保護し、多様な法益との利害調整を図る法制度を研究する。
田村 達久[たむら たつひさ](法学学術院)
【研究所員】
田村 達久(法学学術院教授)
田山 聡美(法学学術院教授)
箱井 崇史(法学学術院教授)
山城 一真(法学学術院教授)