開催概要
- 日 時:2026年12月5日(土)13:00-18:00
- 場 所:早稲田大学小野記念講堂
- 対 象:一般、学生、教職員
- 言 語: 日本語
- 主 催:JSPS科研費22KK0187、23K12045、早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所
- 協 力:John Sweeney/Mariann Lewinsky Sträuli/Filmarchiv Austria
- 後 援:早稲田大学総合研究機構

趣旨
「私の旧き祖国、オーストリア=ハンガリー君主国は、オペレッタの上演から世界戦争の恐ろしい劇場へと直行していったのです」──作家ヨーゼフ・ロートは1932年にこのような言葉を残し、その後亡命先のパリにて客死した。二重帝国時代の多民族表象、第一次世界大戦に疲弊した市民の現実逃避としてのエキゾティシズム、1938年のナチ・ドイツによるオーストリア併合と第二次世界大戦を経た戦後ウィーンの実録物。本シンポジウムは、19世紀末から第二次世界大戦後の中東欧・独・日本のオペレッタと映画の諸相を、映画史、音楽学、政治思想史、比較文学の観点から読み解いてゆく。ロートの言葉を導きの糸として、現実の戦争や社会と虚構とが、いつの間にか地続きとなっていたというアクチュアリティのある問題に光を投げかける。
プログラム
13:00-
【開会の挨拶】
石井道子(早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所 所長)
司会 大田美佐子
【第一部】 異文化表象とオペレッタ
「ウィーン・ブダペスト・オペレッタの系譜──『ジプシー男爵』『チャールダーシュの女王』そして『ジプシーの恋』」伊東信宏
「『微笑みの国』はどこにある──戦時下日本におけるオペレッタの「東洋」」大西由紀
【第二部】 独墺圏の娯楽文化と社会
「『イスタンブルの薔薇』は咲く──第一次世界大戦下の独墺圏における舞台と映画」小川佐和子
「実録『第三の男』──戦後ウィーンの光と影」高橋義彦
15:30-
【第三部】 上映会『イスタンブルの薔薇』Die Rose von Stambul(1919年、ドイツ映画、フリッツィ・マッサーリ主演、アルトゥール・ヴェリン監督、73分)
前説「ウィーンの下町娘からベルリンのオペレッタ・ディーヴァへ──フリッツィ・マッサーリ主演映画の発掘」小川佐和子
※日本語字幕が付きます。伴奏は事前録音したものを使用します(ジョン・スウィーニー氏提供)。
全体ディスカッションと質疑応答
閉会の挨拶
※途中休憩あり
参加申込み方法
入場無料・事前申込制(先着150名まで)
申込フォーム▶︎ https://forms.gle/BdFkqyHikCBLfrJ2A
募集開始:2026年10月11日(日)12:00-
募集締切:2026年12月4日(金)23:59
※申込数が会場定員に達した場合は〆切前でも募集を打ち切る場合があります。
※お手数ですが来場者おひとりにつき1件のお申し込みをお願いします。
※車いすでご来場予定など、会場へのアクセスにご不安のあるお客さまは、入退場方法のご案内・安全確保のため、チラシに記載のお問い合わせ先まで事前にご連絡をお願いします。
問合せ先
sawako.ogawa[at]let.hokudai.ac.jp(小川佐和子)
※お手数ですが、[at]を@におきかえて入力ください。
登壇者のプロフィール(登壇順)
◆大田美佐子
神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は音楽文化史。
◆伊東信宏
大阪大学中之島芸術センター特任教授。専門はバルトークの作品研究から東欧の民俗音楽研究。
◆大西由紀
大東文化大学文学部講師。早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は比較文学。
◆小川佐和子
北海道大学文学研究院准教授。早稲田大学総合研究機構 オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。専門は比較映画史。
◆高橋義彦
北海学園大学法学部教授。専門は20世紀オーストリアの政治文化史。




